2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

■ 子ども仕様

ドイツ製の子ども仕様の箒とデッキ・ブラシ。 子ども用といっても、 大人用のモノをそのまま少し小さくしただけで、 その作りはとてもシッカリしている。 親にとって、 掃除は日々の単調な労働であるかも知れないが、 労働というものの概念を持たない子ども…

■ SCHUCO/シュコー・その2

ドイツ「シュコー」社の 「アウト・ウニオン・タイプC」を入手。 前々から欲しくてたまらなかった ゼンマイ仕掛けのブリキのおもちゃ。 1939年、 ドイツがポーランドに侵攻し、 イギリスとフランスがドイツに宣戦布告して 第二次世界大戦が始まる。 「…

■ トア・ロード

東京からOがやって来る。 二人でトア・ロードのジャズ喫茶 「MOKUBA/木馬」に向かう。 この店は適度に汚れが行き届いていて、 オジサンたちにとってはなかなかに居心地がいい。 ビールとシチューとパンの軽い夕食をすませ、 「店の前の掃除が行き届いてい…

■ WOLFGANG/狼玩具

本棚の整理がなかなか終わらない。 一番上の棚の整理をしていたら、 今度はグリーティング・カードが出てきた。 二年前のクリスマス、 「ヴォルフガング」から贈られてきたもの。 「ヴォルフガング・ヴェルナー」は、 おもちゃの村と呼ばれる 「SEIFFE…

■ 日本ゴム銃射撃協会

「日本ゴム銃射撃協会」という名の親睦団体がある。 「童心にかえってゴム鉄砲で遊ぼう」という、 高邁な理念を掲げた、ただ遊ぶだけの任意の団体。 いい歳をした大人が馬鹿げたことを・・・、という 否定的な意見もあることにはあるが、 数年前から、 私は…

■ パイプ・その2

元町の商店街を歩いていた時、 ウインドウに飾られていた 一本のパイプが眼に入ってきた。 しばらく見入っていると、 商店の主らしき初老の男性が声をかけてきた。 「素晴らしいパイプでしょう」 「素敵な形ですね・・・」 店主はガラス戸を開けて、 パイプ…

■ 北欧の匠

愛用のシステム手帳。 銀座の裏通りにある 「北欧の匠」という名の店で購入したもの。 ストラップには「クロード・モネ」のサインと、 「睡蓮」のイラストの刻印がある。 デンマークに革細工のアトリエを構える 「ヘンリック・ヤーゲンセン」が作った手帳。 …

■ 送別会

S市にあるK高校に出かける。 高速道路を走っている時、局地的な豪雨に見舞われる。 通常なら二時間ほどの距離を三時間もかかってしまう。 どうも近頃は雨に祟られることが多い. 夕方からS君の送別会に出席。 場所はO町にある「お好み焼き・太郎」。 ここ…

■ シャルマンカ

本棚を整理していたら、 小箱の中から「シャルマンカ」のバッジが出てきた。 シャルマンカを主宰する「タチアナ」さんから頂戴したもの。 シャルマンカは旧・ソ連から亡命してきたアーティスト集団。 グラスゴーにある彼等のアトリエを訪れたのは 二年前の秋…

■ パペット・ハウス

パペット専門店「パペット・ハウス」を ブランダールさんと訪ねる。 国内唯一のパペット専門店。 一階はギャラリー、二階はショップになっている。 チェコの作家「ユリ・バーレス」が作った、 「BORIS/ボリス」と名付けられた人形。 右側から見ると、…

■ 国立能楽堂

国立能楽堂に狂言と能を観に行く。 狂言の演目は「貰婿」、能は「唐船」。 酒癖の悪い亭主が酔っぱらって 家に帰ってくるところから貰婿のシーンは始まる。 亭主の酒癖の悪さをなじる妻に向かって、 亭主は殴る蹴るの暴行をくわえたあげく、 三行半を言い渡…

■ 扇之助さん

長野県の飯田市、 座光寺にある「竹田扇之助」さんの道場 「竹田練場」を訪れる。 竹田練場は扇之助さんの自宅に隣接されている。 桧の床、ベンガラ色の塗り壁、銀箔を貼りつめた天井。 苔むした庭、樹齢二百年を超える枝垂れ桜・・・。 なんとも贅沢な空間…

■ KAFFA/カーファ

「カーファ」のコーヒー豆をKさんからいただく。 「カーファ」は岡山市にあるコーヒー専門店。 すべての豆は店内のロースターで自家焙煎されている。 この店のコーヒーはとても美味しい。 「カーファ」は 十五人も入れば満席になってしまうとても小さな店。…

■ 講演会

念仏寺でブランダールさんの講演会が開かれる。 仏様を背中にしての講演会。 ここの和尚はこういうことが大好き。 以前も本堂でジャズのコンサートが開かれたことがある。 ブランダールさんは 世界で五本の指に入ると言われる操り人形の作家であり、 パフォ…

■ ブランダールさん

ジョン・M・ブランダールさんが来日される。 今朝は五時に起きて関西空港までお迎えに行く。 「UNIMA/ウニマ/世界人形劇連盟」の イングランドの会長でいらしゃったブランダールさんは、 人形劇の世界では知らない人がいないほどの著名人。 二年前の…

■ オットー・シュタイナー

岡山県の現代玩具博物館。 この博物館には1951年に造られた 「OTTO STEINER/オットー・シュタイナー」の 子ども用ピアノが置いてある。 1951年といえば昭和二十六年。 第二次世界大戦が終わって六年目にあたる。 日本ではまだまだ経済の復興も おぼ…

■ YANAGASE

画家志望のKとヤナガセに出かける。 彼女の描く絵は、 ビネッテ・シュレーダーほどのシュールさはないが、 「夢」と「現」、 その間を自由に行き来する若い女性の心情がよく現れている。 なかなかのセンスの持ち主。 ヤナガセは神戸に数あるバーの中でも老…

■ 〆張鶴

新潟でHと久しぶりに会う。 Hが「ここは美味いぜ」と絶賛する 駅前の居酒屋「谷桂和」で一杯やることにした。 美人で気風のいい女将が 頼みもしない料理を次から次へと運んでくる。 Hとの会話も年期が入っている感じがする。 「相当通いつめてるな!」と…

■ 大人のお洒落

一世を風靡したヴァン・ジャケット。 その創業社長でいらっしゃった 「石津謙介」さんの著書 「大人のお洒落」を持って新潟に出かける。 今から20年ほど前のこと、 あるホテルの玄関で、 タクシーの順番を待っていた私の前に 一台のホンダ・シティが止まっ…

■ 煙出し人形

エルツ山地にある小さな村、 「SEIFFEN/ザイフェン」から新しいおもちゃが届く。 ロクロ細工のマイスター、 「ゴートハルト・シュテーグリッヒ」の新作、 「ロイヒャーマン・ヴァイナハツマン」。 「ロイヒャーマン」は「煙草を吸う人」という意味。 「ヴァ…