2005-01-01から1年間の記事一覧
私は機械から吐き出される温風が好きになれない。 昨日、湯たんぽを買った。 四十二度に設定した湯をバスタブに張る。 ついでに湯たんぽにも湯を入れる。 湯たんぽを厚手のタオルで包んで布団の中に入れる。 風呂からあがり、 炬燵で温めておいたパジャマを…
有馬温泉の「むら玄」で湯葉蕎麦を食べてきた。 湯葉の上に「原了郭」の黒七味を振りかけて食べる。 とても美味しかった。 明日は「兵庫県立芸術文化センター」で開催される 「ジルヴェスタ・ガラ・コンサート」に出かける。 開演は午後九時三十分。 とても…
倉敷に出かける。 今年もお世話になった「伊勢屋」のSさんと、 ギャラリー「和」のWさんにお会いする。 昼食の後、三人で「KAFFA/カーファ」に向かう。 Sさんお薦めのコーヒー専門店。 適度に汚れた壁の色がいい雰囲気を醸し出している。 ブレンド・コー…
今年も残すところあと五日・・・。 納戸から「神酒口/みきぐち」を取り出して飾る。 三十年ほど前、 長野県松本市の縄手商店街の露店で購入したもの。 日陰で育った節間の長い竹を細く割いて作られる。 種類によって、 二階松・三階松・五葉松と呼び習わさ…
三陸にお住まいのNさんから、 今年も山ほどの牡蠣と帆立が届く。 Nさんと知り合ったのは今から十五年ほど前。 その頃、Nさんは神戸に住んでいらっしゃった。 その頃、Nさんは結婚について大きな悩みを抱えていた。 奥さんとなる女性のご両親が、 二人の…
「飯室康一」さんが主宰する人形劇団 「みのむし」の人形劇を観る。 今日の出し物は 「パズル博士と怪盗ズルパ/消えたルビーの巻」。 パズルとズルパは同じ幼稚園に通っていた幼馴染み。 ある日、ズルパがオシッコに行っている間に、 パズルはズルパの苺の…
アパートの階段を下りると、 道路はスケート・リンクのように凍り付いていた。 転倒に気をつけながら駐車場に向かう。 午前八時、岡山の職場に向かって出発する。 中国自動車道は除雪が行き届いていたが、 日陰の部分では道路が凍結している可能性がある。 …
東京での仕事を済ませ、 十五時三十三分発「のぞみ83号」に飛び乗る。 昨日から今日にかけて、 関が原のあたりには大雪が降ったらしい。 新神戸には定刻より三十分ほど遅れて到着する。 時刻は七時を過ぎようとしていた。 アパートの周りには美味しいもの…
昨日から新潟の柏崎に来ている。 昨日のフライトはまことに快適であった。 昨夜は駅前の居酒屋で深夜の一時まで飲んでいた。 今朝は七時に目覚める。 ベッドから立ち上がると、 身体がユラユラと左右に揺れるではないか・・・。 「しまった、さては飲みすぎ…
職場の近くに「御園」という名の飲み屋があった。 八人も入ればいっぱいになるような小体な店。 気取りはないが、 なかなかに美味い料理を出す店であった。 蛸の煮付けと小鯵の南蛮漬けが特に美味かった。 グリコのおまけのデザイナーであった加藤裕三も、 …
今朝、O君から私の携帯に連絡が入る。 「Nさん(私)の職場でもう一度働かせてほしい」と言う。 O君はおもちゃ作家になることを夢見ている若者。 半年前まで私のアトリエで働いてくれていたが、 「Nさんから学ぶものはもうありません」と、 そう私に告げ…
朝、窓から外を眺めると景色が一変していた。 ベランダの柵が半分ほど雪で埋まっている。 約五十センチもの積雪・・・・・。 大型の除雪車が自宅の前の雪をかいてくれている。 納戸から「SOREL/ソレル」の 「CARIBOU/カリブー」を取り出す。 二十九年前に…
雪が降ると必ず思い出すことがある。 今から二十六年前、 信州は記録的な大雪に見舞われたことがあった。 年末から降り出した雪は 十三日間降り止むことがなかった。 十三日間の降雪量は三メートル五十センチを越えた。 外気温は常にマイナス十度を下回って…
一昨日、 「日本三銘菓」というものがあることを初めて知る。 新潟県長岡「大和屋」の「越の雪」 島根県松江「風流堂」の「山川」 石川県金沢「森八」の「長生殿」 この三つの菓子を「日本三銘菓」と呼ぶらしい。 安来における仕事を終えた後、 車を西に走ら…
午後七時、島根県の安来に向けて出発する。 道路情報ではタイヤ規制が始まっているらしい。 凍結した雪道では何が起こるか分からない。 事故にまきこまれる可能性が無いとはいえないし、 自分が事故を起す可能性もある・・・。 タイヤはスタッドレスに換えた…
id:ACORN さんとのお話の中で、 「プンパーニッケル」というパンの名前が出てきた。 以前、「プンパーニッケル」とは 「ニッケルの屁」という意味だと教えられたことがあった。 しかし、どうにも記憶が曖昧になってしまっている。 調べなおすことにした。 銅…
クリスマスが近づくと、 「KOBURG/コーブルク」を訪れた時のことを思い出す。 コーブルクはニュールンベルクから 約百キロほど北に上がったところにある小さな町。 それはそれは美しい町だった。 「メルヘン街道」や「古城街道」ほど有名ではないが、 ドイ…
コンビニでビールを買う。 「KIRIN GOLDEN HOP」。 店員に訊いたところによるとキリンの新製品とか。 アパートに帰ると、 扉の郵便受けは様々なDMで溢れていた。 炬燵のスイッチを入れて「GOLDEN HOP」を飲む。 苦味が利いていてたいへんよろしい。 ホップ…
風邪をひいてしまった・・・。 忘年会を終えて自宅に戻ったのが午前十二時ころ。 家人が沸かしておいてくれた風呂に入る。 人間の「肺」は浮き袋の役目をする。 息を吸い込んだ時、 肺の中には空気が充満して身体は浮力を得て浮かぶ。 息を吐き出した時、浮…
エンジン・オイルを交換し、 タイヤの空気圧を調整して岡山に向かう。 今夜は岡山の職場の忘年会。 会場は職場の近く、Hさんが経営するペンション。 高速道路を下りてしばらく走ると、 道路の両側には雪の壁ができていた。 まだ凍結が始まる時間ではないが…
今朝から「腹ぺこヴァンパイア」三体の制作を始める。 一体は青森にお住まいの方からの制作依頼分。 そのことは七月十八日の日記に書いた。 一体は倉敷にお住まいの方からご注文をいただいた分。 もう一体は失敗した時のための部品補充に用いる。 制作に取り…
昨夜、遅くにアパートのチャイムが鳴った。 扉の外にはレストランを経営する息子が立っていた。 手に大きな白い箱を持っていた。 箱の中には大きな「バースデー・ケーキ」が入っていた。 キャラメル・クリームをたっぷりと使ったケーキ。 「ちょっと早いけど…
「おぅ、単身赴任は大変だなぁ」 「ちゃんと果物を食べてるかぁ?」と、 Yさんがバナナを山ほど持ってきてくださる。 気さくでいい人なんだが、 Yさんは「程度」というものを知らない。 一日一本食べるとしても、 四十日はかかってしまうほどの量。 どうし…
昨夜から岡山の自宅に戻ってきている。 いやに冷え込むと思っていたら、 今朝、庭には薄っすらと雪が積もっていた。 この冬初めての積雪。 薄いスチレン・ボードを持って玄関の扉を開ける。 雪の上には兎や鹿の足跡があった。 すべてが凍て付くほどの寒さで…
Pホテルの玄関を飾る「シュビップボーゲン」が完成する。 横幅約二メートル、 高さ約二メートルの大きなシュビップボーゲン。 Pホテルから制作の依頼を受けたのは今年で三回目。 「神戸の港から見た神戸の街」が今年のテーマ。 ホテルは着飾った宿泊客でい…
昨日から東京に来ている。 右を見ても左を見ても、 見えるのは人と車とビルだけ・・・。 山も見えなければ森も見えない。 赤坂の街を歩いていて、 眉間に皺を寄せている自分がいることに気付く。 東京に一年も住めば、 確実に人相は悪くなってしまうのではな…
六時に起床。 七時、神戸の職場に到着。 パソコンの電源を入れる。 頼まれていた原稿の提出期限は今日の午前十時。 あらかたの筋は昨夜のうちに考えておいた。 一気呵成に一千五百文字の原稿を書き上げる。 午前九時半、島根県の安来に向かって出発。 天気予…
「赤」という文字は 「大」と「火」の二つの文字から成り立っている。 大きく燃えあがる火の色が「赤」なのだ。 散歩の途中、 燃え盛る火のように赤く紅葉した楓の大木に出会う。 楓の横にはさらに大きな銀杏の木。 赤い葉の上に黄色い葉がハラハラと落ちて…
夕方の薄暗くなる時分のことを、 昔は「逢魔が時/おうまがとき」と言った。 「大禍の時/おおまがのとき」が変化した言葉。 夕方は人間の眼が明順応から暗順応に切り替わる時。 人間の眼が明から暗に順応するには時間がかかる。 交通事故もこの時間帯に多発…
私のアパートの部屋は三階にある。 仕事を終えて部屋に帰ると、 部屋はいつもぼんやりと暖まっている・・・。 上下左右の部屋の暖気が壁を伝わってきているのだ。 コンクリートの壁が熱を蓄え、 私の部屋でその熱を放っているとしか思えない。 上下左右の部…