2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧
イタリア料理店「ポルコ」の 看板が完成する。 縦八十センチ、横幅四十センチ、 奥行き三十センチ。 出来上がってみると結構でかい。 箱の四隅に電球を配置する。 豚が大きなお尻を振りながら歩く。 なかなか愛らしい。 日が暮れるのを待って、 電灯のスイッ…
深夜二時頃、眼が覚める。 表で誰かが大声でわめき散らしていた。 車のアイドリングの音も聞こえてくる。 どうやら、 友人の部屋を訪れていた息子を、 その母親が迎えにきているようだった。 「いったい何時だと思ってるんだよ」と、 窓から表を覗いてみたら…
神戸に出かけ、 「スペンサー」シリーズの「悪党」と、 「キー・ラーゴ」のDVDを買う。 今夜は「ハード・ボイルド」に浸ることにした。 戦友の遺族を見舞うため、 復員将校(ハンフリー・ボガート)が フロリダ半島のキー・ラーゴにやって来る。 島にはギ…
久しぶりに笑った。 喫茶店で隣り合わせた若者たちの会話。 彼等の話によると、 雪道の運転は「オートマチック車」に限るらしい。 シフトをアップ・ダウンさせる度に、 「マニュアル車」は ガクガクと前につんのめりそうになる。 雪道ではそれがスリップの原…
長野県飯田市から TさんとSさんがいらっしゃる。 飯田には、 味噌と漬け物で有名な 「稲垣来三郎匠」という名の店がある。 お二人から、 その店の漬け物を頂戴する。 大根、胡瓜、人参、生姜を 醤油に漬け込んだ「宝蔵漬」。 モリアザミの根を醤油に漬けた…
「あ〜っ、Nさん駄目駄目!」と、 職員のIが大声を出す。 Nさんとは私のこと。 「そんな所にメモしちゃ駄目ですよぉ」と 叱られる。 パソコンのトラック・パッドの辺りに メモ書きをしていた時のこと。 Iの指摘によると、 私には癖が二つある・・・らし…
先日、神戸の書店で「聖書」を買った。 今、「旧約聖書」の中の 「ヨシュア記」を読んでいるところ。 ヨシュアは「モーセ」の後継者。 モーセの死から始まり、 ヨシュアの死でヨシュア記は終わる。 モーセの死後、 神はヨシュアに向かって言う。 「ヨルダン…
二十五年ぶりにO君と会う。 二十五年前、 彼はK大学に通う若者だった 彼はいつも オンボロの軽四に乗って通学していた。 アルバイトで稼いだ金で購入した車。 夏になると、 彼の車の窓には、 茅で作られた「簾/すだれ」が掛けられていた。 「貧乏人のエア…
息子のSが イタリア料理の店を開くことになった。 店の名前は「イタリア料理の店/PORCO 」。 PORCO は「豚」を意味するイタリア語。 「ポルコ」と読む。 名店の誉れ高い富山のイタリア・レストラン 「フィオーレ・デ・ファリーナ」、 ローマに本店を置く「…
リス猿のぬいぐるみが届く。 ドイツ「ケーセン社」の製品。 今日、トア・ロードに 「 CAFE AMITIE 」が開店する。 ぬいぐるみはその開店祝い。 テディベアで有名なシュタイフを抜いて、 ケーセンのぬいぐるみは 世界最高の品質ではないかと思う。 なにより、…
自宅から座卓を持ち込み、 絨毯と座椅子を購入。 ファン・ヒーターも買ったし、 CDプレイヤーも買った。 なかなかに居心地の良い書斎が出来上がる。 なにより、この静けさが心地良い。 仕事に集中できそう。 掃除機で部屋の隅々まで綺麗にしたし、 雑巾が…
岡山からの帰り道、 甘いものが無性に食べたくなり、 サービス・エリアでキャラメルを物色する。 「グリコ・キャラメル」にするか、 「森永ミルク・キャラメル」にするか、迷う。 どちらも懐かしく捨てがたい・・・。 私が子どもであった時代、 どちらのキャ…
久しぶりにビデオ屋に出かける。 若い時代に観た映画、 「カッコーの巣の上で」が売られていた。 嬉しくなって、ついつい購入する。 「カッコー/ CUCKOO 」は 鳥のカッコウを意味するとともに、 「気が狂った」とか、 「正気ではない」を意味する俗語でもあ…
Kさんと有馬温泉の「むら玄」に行く。 むら玄は、 コシノ・ヒロコさんのご主人、 「村上煕」さんが開かれた蕎麦屋。 村上さん自らが蕎麦を打たれる。 つなぎは一切使わない、 いわゆる十割蕎麦を食べさせる。 村上さんの玄蕎麦だから「むら玄」。 お店の場…
古樽の中で熟成させたというパイプ煙草、 「PETERSON」の「IRISH OAK」を入手。 樽は、 シェリー酒を熟成させた後のモノであるらしい。 なかなかにいい香りがする。 「IRISH OAK」の煙を眼で追っていて、 「そうだ!随筆を書こう」と思い立つ。 昔、團伊玖磨…
「 MOKUBA 」が新しい店を出すことになった。 MOKUBAは神戸の老舗のジャズ喫茶。 新しい店の名前は「 AMITIE 」。 「リス猿」を意味する言葉であるらしい。 場所はトア・ロードを下ったところ。 「トア・ギャラリー」の左横のビルの一階。 「デリカテッセン…
アパートの扉は鉄で出来ている。 チョコレート色に綺麗に塗られてはいるものの、 殺風景な感は否めない。 アパートの住人たちは、 様々に趣向を凝らした表札を扉に掲げている。 きっと、奥様たちの趣味なんだろう、 ドライ・フラワーを飾り付けた表札があっ…
「ウ〜ッ」、 思わず唸り声が出てしまうほど寒い。 空調装置の嫌いな私は、 一切の暖房機器のスイッチを切ってから 寝床に潜り込むことにしている。 従って、朝の室内の温度は 外気温と変わらないほどに冷えきっている。 特に今朝は寒かった・・・。 ストー…
昨夜から今朝にかけて、 東粟倉村には約三十センチもの積雪があった。 「冬はつとめて 雪の降りたるはいふべきにもあらず」 「枕草子」の一節。 冬の東粟倉村の朝は実に清々しい。 今朝は突き抜けるような青空が広がっている。 雪が降る季節になると、 白馬…
「コシノ・ヒロコさんが蕎麦屋始めるねん」 「そんでなぁ、開店のお祝いせなあかんねん」 「お祝いにカラクリ一つ作ってくれへん?」 「体裁のええ進物箱に入れといてな」 「ほな、頼みます」 Kさんからの突然の注文。 Kさんの会話には起承転結はあるもの…
運転免許の更新を忘れていた。 更新の期限は一月七日まで。 あと二日しかない。 今日も明日も明後日も、 手帳には予定がびっしりと詰まっている。 どうしよう・・・。 のんびりと日記を書いている場合ではないが、 なんとかするさと、居直ることにする。 昨…
息子は猫と暮らしている。 一年ほど前のこと。 富山市の国道で事故に遭い、 瀕死の重傷を負っていた子猫を、 息子は動物病院に運び込んだ。 まだかすかに息があったらしい。 見捨ててはおけなかったのだろう。 手当の甲斐があり、 子猫は奇跡的に回復したが…
今年も多くの方々から年賀状を頂戴する。 意匠を凝らした賀状が多いなかで、 「?」と、首をひねるものが一つあった。 広島県呉市にお住まいのKさんからの年賀状。 Kさんは前衛書道を嗜まれる。 「11 米 111 11」と読めるが、 「77 米 777 7…
四十而不惑。 昨日の日記に 「惑」という文字を書いていて考えたこと。 天球上で相互の位置をほとんど変えず、 自ら発光したりする天体のことを「恒星」と呼ぶ。 「恒」は「常に変わらない」というような意味。 そして、その恒星の配置を 便宜的に様々な形象…
吾十有五而志于学 三十而立 四十而不惑 五十而知天命 六十而耳順 七十而従心所欲不踰矩 約二千五百年前の「孔子」の言葉。 四十歳にして惑うことがなくなり、 五十歳にして天命を知る。 六十歳になると何を聞いても動じなくなり、 七十歳では、心の欲するま…