2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

■ 徹夜/その2

また徹夜をしてしまった。 急ぎの仕事を抱えているワケでもないのだが、 制作に集中すると時間の経過が分からなくなってしまう。 気が付けば、時計の針は午前五時を指していた・・・。 アパートに帰って仮眠をとろうかと迷ったが、 「クーパー」をしばらく動…

■ 自動扉

冷蔵庫の中にビールが入っていなかった。 一風呂浴びた後、アパートの近くのコンビニに出かける。 怪しい雰囲気のセドリックが駐車場に止まっていた。 怪しい雰囲気の中年の男と女がコンビニに向かっていく。 男と女に少し遅れて歩いていたら、 なんと、男が…

■ 膝・その2

昨日、「膝」と題した日記を書いていて思い出したこと。 女性がジーンズを穿きだすようになった頃、 アメリカの大学で実際にあった話。 ある老教授が授業をボイコットしたことがあった。 「女性がジーンズを穿くのは許せない」 「ジーンズを穿いた女性には優…

■ 膝

新潟への出張から帰る。 新潟では予想していた以上の成果があった。 スキップを踏んで歩きたいほどの気分である。 もう気分はルンルンなのでありますね。 昨日は東京で重要な打ち合わせがあった。 三時間にもわたる打ち合わせを終えた後、 赤坂のレストラン…

■ 飛行機

14:00発/新潟行きANA1659便に搭乗。 機種は「ボンバルディアDHC8−Q400」。 ターボ・プロップで六枚のブレードを回転させて飛ぶ。 機体はあまり美しいとは思えないが、 六枚のブレードの形がなんとも美しい・・・・。 大好きな飛行機。 …

■ 50 Jahre

スイス「NAEF/ネフ社」から小さな荷物が届く。 箱の中には、ネフ社創立五十周年を記念する 「NAEF SPIEL/ネフ・シュピール」が入っていた。 黒と金にペイントされたネフ・シュピール。 黒いネフ・シュピールには 「50 Jahre NAEF」の文字が誇らしげに印刷…

■ オーバーオール

十五年ほど前から愛用している「LEE」のオーバーオール。 同じものを三着持っている。 「たまには洗濯したら!?」と言われることがある。 いつも同じオーバーオールを着ていると思われているらしい。 いつも洗濯はしているのである。 三着のオーバーオール…

■ 苦髪楽爪

「苦髪楽爪/くがみらくづめ」という言葉がある。 苦労のある時には髪の毛がよく伸び、 楽をする時には爪がよく伸びる・・・。 そのような意味を持つ四文字熟語。 近頃、髪の伸びる速度がやたら速いように感じられる。 また、爪の伸びる速度も以前とは違うよ…

■ アドヴェント・カレンダー

あまりの寒さで眼が覚める。 時間は午前六時を少し過ぎたあたり。 昨夜は「ヴィンセント・ギャロ」監督・主演による映画 「バッファロー'66」を観ていた。 ウイスキーをチビチビやりながら観ていたが、 うっかり座椅子に座ったまま寝入ってしまった・・・…

■ 大阪国際人形劇フェスティバル

「文楽」が世界無形遺産に指定されたことを記念して、 「大阪国際人形劇フェスティバル」が開催される。 今朝、そのポスター類がアトリエに届く。 フェスティバルの期間は十一月三日から十三日まで。 ロシアから「THEATER TEHb/テンユ」がやってくる。 ユラ…

■ ペラペラ漫画

フランスに旅行されていたSさんからお土産を頂戴する。 昔懐かしい「FLIP BOOK/フリップ・ブック」。 いわゆる「ペラペラ漫画」と呼ばれる小さな本。 子どもの頃、 授業に退屈した時など、 ノートの端によくこのペラペラ漫画を描いたものだった。 とても懐…

■ fly me to the moon

月男と月女が流れ星に乗っている。 流れ星は遠くに見える月を目指している・・・。 「この作品に名前をつけてください」 「素敵な名前を考えてくださった方にこの作品を差し上げます」 そんなキャンペーンを始めたところ、 職場には約四百通を越える応募があ…

■ スケジュール

向う一ヶ月のスケジュールがほぼ決まる。 二十二日からは岡山の職場に出勤。 二十六日から二十八日は新潟〜東京に出張。 二十六日朝、伊丹から新潟に飛び、 二十七日に新潟から新幹線で東京に向かう 来月の一日からは静岡に出かけなければならない。 東京に…

■ 解字

今、午前四時半・・・・・。 先ほどまでアトリエで仕事をしていた。 「切りのいいところで手を置こう」と思っていたが、 没頭するといつも時間の感覚をなくしてしまう。 外に出て新鮮な空気を吸う。 日の出までにはまだまだ時間がある。 月明かりで雲が幻想…

■ ANITA O’DAY

店の中には「ANITA O'DAY/アニタ・オデイ」の ハスキーな歌声が静かに流れている。 「MY FUNNY VALENTINE」。 どうしたワケだろう・・・、 いつもは得体の知れないオヤジたちが屯している店なのに、 今夜は若い女性たちで満席であった。 近くの「チキン・ジ…

■ 肉ジャガ

単身赴任で神戸に来ている。 神戸に独りで住むようになって二年半が過ぎた・・・。 「どう、忙しいけぇ?」 「注文の人形は出来上がったのけぇ?」 「いつもいつも何食ってるんだよぉ?」 「こんな料理に餓えてるんじゃないのけぇ?」と、 Yさんが肉ジャガ…

■ 怪我

電動糸鋸機で左手の親指を切ってしまう。 ま、たいした傷ではないのだが、 鋸歯で切った傷はなかなか直らない・・・。 怪我をするのは久しぶりのこと。 どこかに気の緩みがあったのだろう。 消毒薬を塗り、包帯を巻く。 作業を再開したとたん、今度は右手の…

■ 角兵食堂

時計は八時半を過ぎた。 今日もよく遊んだ。 私もSも頭から小麦粉を被ったような顔をしている。 眉毛に細かな木屑が降り積もっている。 鼻の頭にも白い木屑が付着している。 今日は一日中材木と格闘していたのだ。 「おい、腹がへったなぁ」 「はい、もうペ…

■ 執行猶予

寸法を間違えて木材を切ってしまったことに気付く。 仕上げを急いだために起きたアクシデント。 明日が締め切りの仕事・・・・。 今から作り直すとしても、 とてもじゃないが間に合わない。 P社のTさんに連絡を入れる。 「いいですよ、十七日までお待ちし…

■ ご馳走

アトリエにYさんご夫婦が遊びにいらっしゃる。 Yさんは北海道から神戸に引っ越してこられたばかり。 スタッフのSと夕食の相談をしていたところ、 「それじゃぁ、うちにおいでよ」とお誘いを受ける。 Yさんは大のビール好き。 酒屋で缶ビールを一カートン…

■ オートマタ・その9/個展

明日から倉敷の美観地区で個展。 場所は古い蔵屋敷を改造したギャラリー。 このギャラリーで個展を開くのは四度目。 今日はその搬入日。 普段、このギャラリーは古伊万里や李朝の箪笥を扱っている。 李朝箪笥の上に現代的なからくり人形を展示し、 からくり…

■ お血脈/おけちみゃく

昔、信州信濃の善光寺には 「お血脈(おけちみゃく)の御印」というものがあった。 いくばくかの金を出し、 その御印を額に押し当ててもらえば、 すべての罪は消え去り極楽往生間違いなしという、 とても有り難い御印であった。 金さえ出せば極楽に行けると…

■ ?????

友人のアトリエにはいろんな木工機械が揃っている。 大型のベルト・サンダーを使わせていただこうと、 土砂降りの雨の中を岡山に向かう。 福崎のインターを過ぎた辺りから雨は小降りになる。 走行車線から逸れ、 車を佐用インターの料金所に向かわせようとし…

■ SEIFFEN/ザイフェン・その3

「ザイフェンおもちゃ博物館」の館長、 「AUERBACH/アウァーバッハ」さんから ファックスが届く。 来年の四月七日から、 同博物館で 私の個展を開いていただけることになっているが、 その展覧会のタイトルはこれでいいか・・というお訊ね。 提示されたタイ…

■ S太

今日は三男坊のS太の誕生日。 長男が生まれた時、 「俺とお前との間に生まれた子どもだから、 きっと頭が悪いに違いない」 「子どもには子どもの人生がある」 「勉強が好きな子どもであれば、 親が強制しなくても勉強するだろう」 「子どもに勉強しろとは絶…