2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

■ 無理

昨夜、Aがまた私のアパートにやって来た。 Aはグラフィック・デザインを専攻している画学生。 こいつは頭で考え過ぎる嫌いがある。 「考えてばかりいないで身体を動かせ」と忠告すると、 「そうやって失敗したらどうするんですか?」とぬかす。 失敗したら…

■ 行者にんにく

北海道の留辺蘂からYさんご夫婦がいらっしゃる。 大量の生の「行者ニンニク」と、 醤油漬けにした大量の行者ニンニク、 大量のマトン、 そして、ジンギスカン用の鉄鍋をお土産に頂戴する。 鉄鍋だけでも相当な重さがある・・・。 そんな荷物を北海道から持…

■ 石津謙介さん

二十六日の深夜、新潟から帰る。 二十七日は神戸の職場に出勤。 午後九時に岡山のH村に向けて出発。 今朝からH村の職場に出勤している。 明日は北海道からYさんがやって来る。 伊丹空港まで迎えにいく約束。 今夜中に神戸に戻っていなければ・・・。 神戸…

■ 理解

昨日はいろいろとトラブルの多い一日だった。 若い人たちのモノの考え方が判らない・・・。 同じ日本語を喋っているはずなのに、 根っ子の部分で会話が成立しない。 共通の言語がない・・・。 モヤシのようなひ弱さを感じるが、 理屈だけはなかなかどうして…

■ 矜持

二ヶ月ほど前、息子の店の開店を祝って いくつかのカラクリ人形を作ってプレゼントした。 昨夜、その店のスタッフから連絡が入る。 「カラクリ人形が一つ盗難にあった」 「カラクリ人形の一つが破損している」 「陶器の人形の指が欠けてしまっている」という…

■ ネズミ捕り

昨夜は十二時過ぎまで図面を描いていた。 今朝は六時過ぎに目が覚める。 一度目が覚めると、二度とは眠れない。 歳なんだろう・・・、きっと。 アトリエで「ピン面歯車」の試作の仕上がりを チェックしていたら、 岡山のHから電話がかかってきた。 「Nさん…

■ 白い家

「白い家」のコーヒーが飲みたくなり、 後片付けもそこそこに、 車を走らせて帝塚山に向かった。 白い家の片隅には焙煎器が置いてある。 この店のコーヒーはとても芳ばしい。 コーヒー豆の量り売りもしてくれる。 その昔、マスターのNさんにもらった オリジ…

■ 技術

昨晩、私のアパートにAがやって来た。 Aは芸大の学生。 専攻はグラフィック・デザイン。 「ダダイスム」がどうの、「キュービスム」がこうの、 「フォーヴィスム」がどうたらこうたら、 「ピカソ」がなんたらかんたら、 「レジェ」がああしたこうしたと、…

■ THE GENIUS OF LOTHAR MEGGENDORFER

Kさんから頂いたメールがきっかけで、 書架に積んであったポップ・アップ・ブックの 整理と修理を、順次始めることにした。 イギリスの 「INTERVISUAL COMMUNICATIONS 社」から 一九八五年に出版された 「THE GENIUS OF LOTHAR MEGGENDORFER」 この本は メ…

■ 海外送金

今日は「ロタール・メッゲンドルファー」の 飛び出す絵本について日記を書くつもりだった。 「THE GENIUS OF LOTHAR MEGGENDORFER」。 男が厚手のコートにアイロンをかけている。 右手に持ったアイロンを左の方に滑らせると、 熱を感じた猫が尻尾を引っ込め…

■  連想ゲーム

今日は岡山の職場における月に一度の「玩具塾」。 集まったのは九名の方々。 先月は皆で「綱渡り人形」を作った。 「新しいアイデアの綱渡り人形」を考えてくるよう、 生徒の方々には宿題を出しておいたが、 宿題の提出率は百パーセント。 なかなかによろし…

■ DEVIL’S HOLIDAY

ヴォルフガングを職場の玄関で見送る。 今日は姫路城、明日は京都。 明後日のルフトハンザでドイツに帰るらしい。 車が遠ざかり、 お互いの姿が見えなくなるまで手を振る。 山ほど溜った仕事を片付けようと、 そうは思うが、 なんだか何も手につかない・・・…

■ WOLFGANG/ヴォルフガング・その2

ヴォルフガングを自宅に招待する。 午後七時、 職場のスタッフ達が箸と茶碗だけを持ってやって来る。 宴会が始まる。 ヴォルフガングはドイツ語しか喋れない。 「ナイン」、つまり英語の「ノー」にあたる言葉も、 ヴォルフガングが喋ると「ネー」としか聞こ…

■ WOLFGANG/ヴォルフガング

新神戸着午後十二時四十一分の新幹線で 「ヴォルフガング」が 「SEIFFEN/ザイフェン」からやって来る。 約十五ヶ月ぶりの再会。 お互いほんの少しだけ歳をとった。 奥さんのウテさんは相変わらず美しい。 二人の子どもは十九歳と二十一歳になっていた。 新…

■ THE CITY PARK

私が「POP-UP BOOKS/ポップ・アップ・ブック」、 いわゆる「飛び出す絵本」の収集を始めたのは 今から約三十年ほど前のこと。 長野県松本の書店で購入した 「HIDE AND SEEK/COUNTING BOOK」が最初だった。 次に買ったのが、この「THE CITY PARK」。 現在で…

■ 並木道

アパートから職場に向かう道。 登り坂に向かって右側にイチョウ並木、 左側には欅並木が続いている。 イチョウと欅、 若葉のトンネルが約一キロ以上にもわたって続き、 欅並木の左側に設けられた疎水には奇麗な水が流れている。 車の通行量も少なく、 所々に…

■ 吾妻嶺

明日、仙台のMさんご夫婦が神戸にいらっしゃる。 有馬温泉に泊まられるとのこと。 Mさんご夫婦にお会いするのは何年ぶりだろうか。 明日は休暇をとることにした。 伊丹空港までお迎えに行くことにする。 有馬の「そば玄」で昼食をとり、 夜は息子の店で一…

■ 加藤裕三

加藤「あの世ってあるんかなぁ?」 私 「ま、あるかないか、五分五分やろなぁ」 加藤「俺の命は夏まで保たへんと思う」 私 「医者は直るて言うてたでぇ」 加藤「お前は嘘つきやなぁ」 「お前が来たら、あの世を案内したるわ」 「あの世でもお前と一緒に仕事…

■ 誕生日

Sが小学校三年生の時に作った紙版画。 九歳の子どもの作にしてはなかなかの構図だと思う。 版画をケント紙に貼り、 面相筆とカラス口を使って文字を描き、 映画のポスターのように仕上げた。 この版画は今も自宅の壁を飾っている。 私には息子が三人いる。 …

■ FORNICON

岡山県H村から六甲山へと、 生活の拠点が移りつつある。 仕事に必要な書籍をH村から少しずつ移すことにした。 書架を整理していたら、 三十五年ほど前に入手した、 「TOMI UNGERER/トミー・アンゲラー」の 「FORNICON/フォーニコン」が出てきた。 「すて…

■ ミルバ

「BILL BAILEY'S BITHDAY BLEND」を買う。 キュラソーの香りが漂うパイプ煙草。 キュラソーといえばコアントローが有名だが、 コアントローほどの甘さはなく、 ほのかにオレンジの酸味が感じられる。 味わいはとても軽い。 「ミルバ」のCDをかけながら パ…

■ 危機一髪

昨日は午後七時に神戸を出発。 中国自動車道を走って自宅に戻る。 盆、正月、そしてゴールデン・ウイーク。 この時期の高速道路はとても走りにくい。 高速走行に慣れていない運転者のなんと多いことか。 追い越し車線をノロノロといつまでも走り続ける車、 …