2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

■ 大晦日

昨日から三男のSが私のアパートに来ている。 今日は昼ごろに母がやってきた。 夜、次男のSが転がり込んでくる。 母は今年で八十二歳になるはず。 年老いたとはいえ、まだまだ矍鑠としている。 母が元気でいてくれているお蔭で、 私は好きなことをして遊ん…

■ 時間

パイプ、風邪薬、ボールペン、マッチ、 ナイフ、鉛筆、チョコレート、灰皿、鍵束、印鑑、 タンパー、ライター、手紙、書類、シャンペン・・・。 相変わらず私の机の上は雑然としている。 今夜は机の上を片付けることにしよう。 明日は大晦日。 今年もまた一…

■ 三都物語

大阪に出かける。 仕事の合間をぬい、 江戸堀のブック・カフェ「Calo/カロ」を訪れる。 十二冊のポップ・アップ・ブックを購入する。 とても小さな店だが、 店主の主張が隅々にまで行き届いている。 客への対応も適切で心がこもっている。 品揃えも良く、な…

■ 忘年会

今夜は神戸の職場の忘年会。 今年もいろいろあった。 来年はもっといろいろあるのだろう。 北野坂の「彩韓亭」に八名の予約を入れる。 この店の肉は本当に美味い。 肉そのものの味で勝負!という姿勢がいい。 肉の味をタレ等で誤魔化していないことに好感が…

■ ジャケット

十一月二十五日、 衣類を箱に詰めてドイツに送る手筈を整えた。 「中には私の衣類が入っている」 「上書きした住所にコレを送るように」、 と私はO君に指示を出しておいた。 しかし、どこでどう聞き違えたのか、 O君は箱の中身を私の作品であると勘違いし…

■ 整理整頓

先日まで母がアパートに寝泊りしていた。 母は大の整理整頓好き。 部屋の掃除をしてくれたのだが、 整理が過ぎて、どうにも居心地が悪い・・・・。 モルモットじゃあるまいし、 まるで無菌室に入れられているような気分になる。 整頓が過ぎて、 何がどこにあ…

■ 黒板

職場の玄関に大きな黒板を設置する。 横幅約七メートル、 高さ約三メートルの大きな黒板。 子どもたちに自由に落書きを楽しんでもらおう、 というK君のアイデア。 十色のチョークを使い、描き初めを行う。 モチーフは「くるみ割り人形」と、 職場のシンボルで…

■ マレーネ・ディートリッヒ

「マレーネ・ディートリッヒって誰ですか?」、 と職員のH君が訊いてくる。 「エッ、君はデートリッヒを知らないの?」 「はぁ・・・」 「ディートリッヒがどうしたの?」、と訊くと、 「そのディートリッヒのレコードがある」、と言うではないか。 慌てて二階の展示…

■ 18000Km

今朝は六時に起床。 午前七時、岡山の職場に向かって出発する。 今朝は特に霧が深い。 神戸から岡山の職場までの距離は往復約三百キロ。 今年は神戸・岡山間を六十往復した。 年間走行距離はそれだけで一万八千キロを超える。 中国道を走りながら、様々な出…

■ 頭痛

制作途中の作品を仕上げている時、 前額部に鋭い痛みを感じる。 痛みは二十分ほど続いただろうか・・・。 我慢できないほどの痛みであった。 飛行機が着陸態勢に入った時、 たまにではあるが、 今朝と同じ部位が鋭く痛むことがある。 飛行機頭痛と呼ばれる症…

■ 寒!

今朝は寒かった。 車のフロント・ガラスが凍てついていた。 ワイパーも凍てついて動かない。 エンジンをかけ、ウインドウの氷を解かす。 ウインドウの氷が解けるまで五分ほどかかる。 明日からは いつもより五分ほどアパートを早く出ることにしよう。 職場に…

■ LYNNE & DAVID

昨夜はお好み焼きを作る。 牡蠣をたっぷりと入れたお好み焼き。 お腹が一杯になったところで熱い風呂に入る。 髪を洗い、身体の隅々までよく洗う。 暖めておいた炬燵に足を突っ込み、 ホット・ウイスキーを飲みながら、 デーヴィッドからの手紙を読む。 デー…

■ 風邪

数日前からお腹がシクシクと痛んでいたが、 どうやら、本格的に風邪をひいてしまった模様。 コロンを手の甲に噴霧してみても、 まったく匂いを感じない。 完璧に鼻が詰ってしまっている。 何を食べてもまったく味を感じない。 「MEDITONSIN」は風邪のひき始…

■ Aちゃん

今朝、 アパートの前を一匹の野良犬が行ったりきたりしていた。 犬といえば思い出す話がある。 Aちゃんは「甲斐犬/かいけん」を飼っている。 ある日、Aちゃんと妹がその犬を散歩させている時、 一台の車が止まり、中から男が声をかけてきたという。 男「…

■ 頑迷固陋

阿呆な市会議員がいる。 阿呆な上に頑固なオッサンなのだが、 自分は賢いと思い込んでいるから始末が悪い。 そんな性格の議員であるから、 市の職員はその議員に最初に話を持ちかけていた。 その時の議員の返事は「OK」であった・・・。 市の職員の根回し…

■ ネフさん・その2

今朝、「スイス・ネフ」社から 「ネフ」さんの訃報を知らせる手紙が届く。 添えられていたカードには 「KURT NAEF 1926-2006」と印刷されていた。 「クルト・ネフ」さん、八十年の生涯であった。 決して順風満帆の人生ではなかった。 リタイアされた後、 「…

■ ネフさん

十一月三十日、 「スイス・ネフ社」の創業社長でいらっしゃった 「KURT NAEF/クルト・ネフ」さんが永眠される。 その昔、「ネフ」さんは家具の職人でいらっしゃった。 自作の家具を売るため、 小さなおもちゃを作ったところ、 家具は売れずにおもちゃばかり…

■ 帰国

午前九時、飛行機は関西空港に到着。 車は飛行場の駐車場に預けておいた。 倉敷に向かわれる小黒さん、 明石に向かわれるというid:emimiさんをお乗せし、 神戸までお二人をお送りする。 実りの多い旅だった。 いっぱい仕事をした。 いっぱい遊んだ。 いっぱ…

■ ドイツ旅行・十四日目

今日はミュンヘンからザルツブルクに移動。 他の十二名の方々と離れ、 我々五名はここでも勝手な行動をとるのであった。 ザルツブルクを訪れるのは今回で四度目だが、 昼間のザルツブルクはなんだか気が抜けて見える。 イルミネーションに灯りが点り、 家々…

■ ドイツ旅行・十三日目

ザイフェンからレーゲンスブルクに移動。 レーゲンスブルクの「BISCHOFSHOF」で昼食をとる。 このレストランのビールは本当に美味い。 ドイツには二十五回ほど訪れているが、 ここのビールほど美味いビールを私は他に知らない。 苦味がきついビールではある…

■ ドイツ旅行・十二日目

「WALTER WERNER」さんのアトリエに行く。 今日は私の六十歳の誕生日。 「WALTER」さんから、 自作の小さな人形をプレゼントされる。 「ショコラーデン・メイドヒェン」。 昔、貴族は就寝前にココアを飲む習慣があったらしい。 そのココアを運ぶメイドの姿を…

■ ドイツ旅行・十一日目

今日は朝からグループにガイドが付く。 ガイドの後を金魚の糞のように、 皆がゾロゾロと付いて歩く。 団体行動は大の苦手。 小学校の通知簿には、 「協調性まるで無し」と書き続けられてきた。 雀百まで踊り忘れず、 三つ子の魂百まで、といったところか。 …

■ ドイツ旅行・十日目

バスに乗りライプチッヒに向かう。 ライプチッヒはドイツで三番目に古い大学のある町。 町には書店や古書店の数が多い。 ニーチェやゲーテ、 そして、森鴎外もこの町で学んだという歴史がある。 おもちゃデザイナーの小黒さんと通訳のGさん、 ロンドンから…

■ ドイツ旅行・九日目

日本からの荷物が届かない・・・。 午前九時、ホテルをチェック・アウト。 地下鉄に乗り、 マリエンプラッツまで買い物に出かける。 「HIRMER」で靴下を二足、コットン・シャツを一枚、 カシミヤのセーターを一枚購入する。 ホテルに戻り、タクシーを呼んで…

■ ドイツ旅行・八日目

「FREIHEIT/フライハイト」で クリスマス市が開かれていることを知り、 ホテルから「フライハイト」まで歩いて行く。 花の手入れをしていたオバサンから、 「あなた、来るのが早すぎるわよ」 「市が始まるのは午後六時からよ」、と教えられる。 「フライハ…

■ ドイツ旅行・七日目

Gさんのご主人の運転で、 「AUGUSBURG/アウグスブルク」に出かける。 テキスタイル・デザイナーでいらっしゃったMさんから、 「BOESNER/ボースナーの品揃えはすごい」、 と聞かされていたのだ。 「BOESNER」はドイツで最大手の画材店。 古い紡績工場を改…

■ ドイツ旅行・六日目

洗濯機が普及していなかった頃、 衣類の洗濯は洗濯板を使ってしたものだった。 大きな洗濯石鹸をなすりつけ、 ゴシゴシと力を入れて洗ったものだった。 昨夜はバスタブの中で数枚の下着と靴下を洗った。 今朝になってもまだ乾いていない。 送ったはずの衣類…