2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

■ 準備おさおさ怠りなく?・その2

前の日記にも書いたが、 私の職場には美女が揃っている。 その美女たちがコーヒーを淹れてくれるわ、 煙草は自由に吸えるわ・・・で、 私のアトリエはオッサン達の溜り場と化している。 今朝も、 「オッ、鞄の用意だけは出来てるなぁ!」 「で、作品の方は出…

■ 準備おさおさ怠りなく?

四月八日、 ザイフェンの博物館で 私のワーク・ショップが予定されている。 そのことは昨日の日記に書いた。 大勢のお客様が見にいらっしゃるらしい。 ま、そのほとんどは エルツ地方に住むおもちゃ職人たちなのであろう。 せっかくの機会だから、 ワーク・…

■ 旅行鞄

四月八日、 ザイフェンの玩具博物館において 私のワーク・ショップが予定されている。 時間は約三時間。 そのための資料や材料を持参しなければならない。 これがけっこう嵩張る。 それらは旅行鞄に入れていくつもりだが、 それだけで相当な量になる。 下着…

■ フラフラ・その2

夕方、 照明デザイナーのHさんが チャーミングな女性を連れてアトリエにいらっしゃる。 聞けば、O大学に通うお嬢さんとのこと。 OはMという名物教授がいる大学。 彼女はそのM教授のもとで造形を学んでいるらしい。 Mさんは私の古くからの知人でもある…

■ フラフラ

昨日、 夕方の五時頃からあくびが止まらなくなる。 あくびをする度に涙が流れる。 酸素と炭酸ガス・・・、 身体の中でガス交換が上手くいっていないような様子。 なんとなく眼の焦点も合わない・・・。 危険を感じて機械類のスイッチを切る。 作業を少し早め…

■ 携帯帰る

警視庁遺失物センターから、 失くした携帯電話が戻ってきた。 いったいどこのどなたが拾って届けてくださったのか、 それを問い合わせても、 「個人情報保護法」とやらで教えてはもらえなかった。 感謝の気持ちを伝えることができない・・・。 この携帯には…

■ 発送完了

ほとんどの作品の発送を終える。 今朝はUPSで四個、 EMSで一個の段ボール箱を送ってきた。 今日までに送った段ボール箱の数は全部で十七個。 やれやれ・・・、ではあるが、 制作途中の作品がまだ六つもある。 これらはバッグの中に入れていく予定。 二…

■ プラハの思い出

プラハのホテルのサービスは最低だった。 朝食もひどいものだった。 白湯に色をつけたようなコーヒーの味もひどかった。 少し離れたところに置いてあったサーバーから、 コーヒーのとてもいい香りが漂ってきていた。 そのサーバーからコーヒーを注ごうとした…

■ 税関

アウアーバッハさんから 「個展の案内状がケムニッツの税関を通過しない」、 との連絡を受ける。 「これは展覧会の案内状である」 「これは無料で配布する案内状である」と いくら説明しても、 ケムニッツの税関のオババは 頑として受け付けてくれないらしい…

■ ピント

携帯カメラのピントがどうしても合わない。 普通はカメラの中心にピントが合うはずなのだが、 見てのとおり、どこにもピントが合っていない。 照明をいくら工夫しても、 狙った色さえ表現できない・・・。 ま、携帯カメラにそこまで求めるほうが無理なんだろ…

■ ナイフ

三月十五日、Mさんがアトリエにいらっしゃる。 Mさんとお会いするのは十年ぶり。 お互い歳をとった・・・。 見れば、美しいお嬢さんを連れていらっしゃる。 「娘ですよ」と紹介される。 彼女に会うのも十年ぶり。 幼さが残る小学生であった子が、 今は京都…

■ ドイツ旅行

旅行代理店のHさんがアトリエにいらっしゃる。 今年の十二月のドイツ旅行の打ち合わせ。 「ドイツのクリスマス市を見に行こう」というツアー。 日程も行程も料金も決まっていないのに、 すでに何組かのご夫婦の参加が決まっているらしい。 今のところ、 十…

■ 何が何やら・・・

ミュンヘンのGさんからメールが届く。 ディスクがザイフェンに届いていないという内容。 ポスターに使用する画像を焼きつけたディスク。 十日ほど前に航空便で送ったはずだが、 それがまだ現地に届いていないという。 どこにいってしまったのだろう・・・。…

■ konnichiwa

「Erzgebirgiches Spielzeugmuseum Seiffen」 ザイフェン玩具博物館の館長 「Konrad Auerbach/アウアーバッハ」さんから 一通のメールが届く。 メールには一通のファイルが添付されていた。 ファイルを開いてみると、 私の個展の記事が掲載された新聞の切り…

■ 荷造り

ザイフェンに送る作品の荷造りを始める。 作品を一つずつ丁寧に包み、 クッション材で固定して箱に詰める。 なかなかに神経を使う作業ではある。 段ボール箱の数にして三個、 十個の作品を荷造りするのに四時間もかかってしまった。 送らねばならない作品の…

■ アイビー

「JUN」や「VAN」、「ACE」や「EDWARD」といった メンズ・ファッション・メーカーが一世を風靡していた頃、 いわゆる「アイビー・ルック」全盛の時代、 私は「JUN」の製品を扱う店で働いていたことがある。 今から四十二年ほど前のこと。 「アイビー・ルック…

■ 馬子にも衣装

息子Sの就職が決まる。 東京に本社がある企業。 その大阪支社に勤務することが決まったらしい。 息子に二着のスーツをプレゼントする。 コーデュロイのスーツと、 薄手のフランネルのスーツ。 表参道にあったメンズ・ショップで購入したもの。 買ったのは二…

■ 母と子

大阪に「愛隣地区」と呼ばれる労務者の町がある。 その昔、ここは「釜が崎」と呼ばれていた。 この町で一人の売春婦が逮捕されたことがあった。 逮捕された売春婦は十四歳の少女だった。 少女は警察からケースワーカーの手に引き渡された。 なぜ彼女は売春婦…

■ 妻と私

先日、 ある方(匿名希望さん)から一通のメールをいただく。 「aquioさんと奥様はどのようなご関係ですか?」 「とても興味があるので教えてください」、 というご質問のメール。 文面から判断して、 とても若い女性でいらっしゃるような感じを受ける。 こ…

■ 入試問題

昨年の八月、 私はM新聞社の依頼で 八百字ほどの小論文を寄稿したことがあった・・・らしい。 昨日、ある芸大の入試課から電話が入る。 「貴方の論文を今年の入試に使わせていただいた」 「事後承諾になるが許可をいただきたい」 電話はそのような内容だっ…

■ 上手と下手

下手になろうとして腕を磨く職人はいない。 皆、上手になりたいと願って精進を重ねる。 精進を重ねるうち、 自分の腕が上達していることに気付く時がある。 こうなればしめたもので、 ますますその腕は上達していくことになる。 苦しいはずの修練が楽しいも…

■ 本気

T君がアトリエを去ることになった。 この春から職業訓練校に通うらしい。 「Nさんが仕事を教えてくれないから」、 それがアトリエを去っていく理由であるらしい。 Nさんというのは私のことである。 私のアトリエには、 機械も工具も材料も過不足なく揃っ…

■ 携帯電話

失くしたと思い込んでいた携帯電話が出てきた。 今日、KDDIから 「au電話機拾得のご連絡」というファックスが届く。 やれやれ助かった・・・。 携帯には約八百件ほどの個人データが入っている。 悪用されたらどうしようかと、 そればかりが気がかりだった…

■ チョコレート・ケーキ

今日はアパートに妻と母がやって来ているはず。 土産にチョコレート・ケーキを購入する。 彼女たちは甘いものに目がない。 目はないが、 よく喋る口とよく食べる口は・・・ある。 チョコレート・ケーキでポイントを稼ぐことにした。 その昔、 青山に「ココ・…

■ 遅刻

その昔、 在来線では約束の時間に間に合わないと判断し、 京都から新幹線で新大阪に向かったことがあった。 京都発十一時五十四分の「ひかり」のチケットを買った。 そうとう焦っていたのだろう、 その時の 私の頭の中には「11:54」という数字しかなか…