2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

■ ひまわり

映画「ひまわり」を観る。 制作は「カルロ・ポンティ」 監督は「ヴィットリオ・デ・シーカ」 理髪師の娘のジョヴァン二役には「ソフィア・ローレン」 配線工のアントニオ役には「マルチェロ・マストロヤンニ」 音楽は「ヘンリー・マンシーニ」 今から三十三…

■ ブローカー

九月二十五日の日記に、 山梨にお住まいの武珍さんからコメントが寄せられる。 その寄せられたコメントで思い出した出来事。 数年前、からくり人形の制作依頼がP社からあった。 F市の仕事であったが、 今もそのからくり人形は元気に働いてくれている。 過…

■ 琵琶湖ビエンナーレ

疲れていたのだろう、 大きな失敗をしてしまった。 三十個の部品を作り直す。 部品が出来上がり、組み立てを始める。 同じところで失敗をしていた・・・。 また、同じ部品を三十個作り直す羽目になる。 今度は上手くいった。 疲れていたのだろう、きっと。 …

■ 感性・その2

今日、また、 「感性豊かに子が育つようなおもちゃありますか」、 とある母親から訊かれる・・・。 またか!、なのであるね。 確か二年ほど前の日記にも書いた憶えがあるが、 そんなおもちゃがあるのなら、 こちらが教えていただきたいほどである。 おもちゃ…

■ 講義・二日目

今日からK芸工大における講義が始まる。 時間は午後二時四十分から六時までの約三時間。 打算的というか、この世知辛い時代において、 好きな木工で身を立てて生きていきたいと、 私の講義を受けに来た学生は五名であった。 しかも、全員が男子学生。 工房…

■ 舞台

S社のK氏から連絡が入る。 ある商業施設のため、 からくり人形を制作して欲しい、という電話。 K「一体の価格はどれくらいになる?」 私「おおよそ二百万円から二百五十万円の間かな」 K「なんでそんなに高いの?」 私「なんで、って仰られても・・・」 …

■ 2035Km

二週間前に買ったばかりの「DEMIO SPORT」だが、 その走行距離が二千キロを超えてしまった。 相変わらず移動の多い日々を送っている。 なぜこうも移動が多いのか・・・? つらつら考えるに、 周りに仕事を任せられる人間がいない、 ということに原因があるよ…

■ Tさん

午前八時半、神戸の街に向かって出発。 九時半、「ヒリック」さんと通訳のTさんをお乗せし、 神戸の職場に向かう。 午前十一時半、 「ヒリック」さんと通訳のTさんをお乗せし、 新幹線の新神戸駅までお送りする。 午後六時、岡山の自宅に向けて出発。 今夜…

■ Heiko Hillig・その2

午後四時、 通訳のTさんと「ヒリック」さんを車にお乗せし、 神戸の職場に向かう。 彼は植物にとても興味があるらしく、 日本とドイツにおける植生の違いについて、 おもちゃの加工に適した材木について、 車窓から見える木々について、 様々な疑問を投げか…

■ Heiko Hillig

スイス「Naef/ネフ」社のチーフ・デザイナー、 「Heiko Hillig/ハイコ・ヒリック」さんが来日される。 午後四時、香寺町の「日本玩具博物館」で、 N社のNさん、「ヒリック」さんと待ち合わせる。 「ヒリック」さんとは、 今年の二月にニュールンベルクで…

■ 講義・初日

音大を受験する学生の数が激減しているらしい。 美大もまた然り、であるらしい。 定員を割り込む大学が増えている、という。 「音楽家になりたい」 「絵描きになりたい」、 とそう考える若者が少なくなってきた、のである。 Fは某芸大の卒業生だが、 呆れる…

■ さもはら

私の家に「DEMIO SPORT」が届いたのは、 今月の九日だったように記憶している。 それから十日ほどしか経っていないというのに、 走行距離は一千キロを超えてしまった。 相変わらず移動の多い毎日を送っている。 母が「さ・も・は・ら」と書いた紙を何枚かく…

■ 近江八幡

近江八幡において、 今月二十九日から 「琵琶湖ビエンナーレ」が開催される。 私の作品も展示させていただけるのだが、 今日までその展示会場の概要を知らずにいた。 名神高速を走り、近江八幡に向かう。 私の作品は「旧・伴家住宅」に展示されることになっ…

■ もみじ

今朝から岡山の自宅に戻っている。 山里はすっかり秋の気配。 其処此処から虫の声が聞えてくる。 気の早い「みずき」はもう紅葉を始めていた。 自宅の玄関を開けると、 二人の叔母が神戸からやって来ていた。 母は今年で八十二歳。 叔母は、それぞれ七十七歳…

■ 大阪南界隈

博多からH君が大阪にやって来る。 午後四時、大阪難波のOCATで待ち合わせる。 来春から始まる展覧会について、 H君とその詳細をつめなければならない。 静かに話せる場所を求めて、 H君と地下街をウロウロと歩き回る。 午後六時、 H君と別れ、日本橋…

■ 蚊遣り

うっかり窓を開け放したまま眠ってしまった。 今日は朝からシクシクとお腹が痛む。 冬布団を押入れから出してくるには早過ぎるが、 夏蒲団のままでは、少し寒さを感じる・・・。 寝具や衣類の調整に戸惑う季節になった。 少しずつ夏物の整理を始める。 今夜…

■ 楊貴妃

トア・ロード「MOKUBA」に出かける。 今夜は「MOKUBA」の開業三十周年記念パーティ。 指揮者のSさんの呼びかけで、 四十人ほどの面々が「MOKUBA」に集まる。 画家、音楽家、ダンサー、学者、新聞記者・・・、 多士済々の集まりだったように思う。 私の席の…

■ チンピラ

Rさんが勤務するようになってから三ヶ月が過ぎた。 Rさんは在日三世の韓国人だが、 並の日本人よりも美しい日本語を操る。 で、その能力を生かしていただくため、 彼女には広報の仕事を担当していただくことにした。 しかし、彼女には広報の経験がない。 …

■ DEMIO SPORT・その2

二ヶ月ほど前、 神戸で新型「DEMIO」の試乗会が催されていた。 頼み込んで試乗させていただく。 直線道路でアクセルを踏み込むと、 「クォーン」という音とともに、 「DEMIO」は蹴飛ばされたかのような加速を見せた。 今朝、岡山の職場の駐車場に その「MATS…

■ ブック・エンド

「死刑台のエレベーター」を観終わったのは、 深夜の二時を過ぎていた・・・。 今朝は六時に起床。 ちょっと眠い。 中国自動車道から舞鶴自動車道を経由して、 氷上郡の柏原町に出かける。 今日は某木工コンペの審査をしなければならない。 組み木デザイナー…

■ 死刑台のエレベーター

「死刑台のエレベーター」を借りてきて観る。 「ジャンヌ・モロー」扮する社長夫人は、 夫が経営する会社の社員と不倫の関係にある。 二人は共謀して夫の殺害を計画するのだが、 映画は、「ジャンヌ・モロー」が 愛人に殺害の実行を促す電話のシーンから始ま…

■ めだまやきくん

独り住まいを始めてから三年が過ぎようとしている。 単身赴任は気楽でいいのだが、 鍋釜をはじめ、 生活するための雑器がいろいろと要る。 岡山と神戸、所帯が二つあるということは、 何かと不経済なことではある・・・。 午後二時、東急ハンズでMさんと待…

■ ビエンナーレ・その2

今から約百年ほど前、 イタリアのベネツィアで、 国際的な美術展が世界で初めて開催された。 いわゆる「ベネツィア・ビエンナーレ」。 「ビエンナーレ」とは、 「隔年」「二年毎」を意味するイタリア語。 「三年毎」のことは「トリエンナーレ」と表現する。 …

■ チャンドラー

仕事を途中で切り上げ、アパートに帰る。 洗濯物が溜まっていたので、 白物は白物、柄物は柄物に別けて洗濯する。 まずは、シャツ類の襟に「プレケア」を塗りたくる。 ライオンの「プレケア」はいいねぇ。 襟や袖口の汚れが実によく落ちる。 洗濯は洗濯機に…

■ 日記

日記を書き始めてから三年が過ぎた。 日記を書き始めたのが二〇〇四年八月三十一日。 書いた日数も九百日を超えた。 よく続けてこれたものだと、我ながら驚く・・・。 また、こんな拙文のどこがいいのか、 毎日のように訪れてくださる方も増えてきた。 こう…