2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

■ 整理・その16・CRAFT FAIR

保管用紙缶の中からたくさんのポスターが出てきた。 「これは残しておこう」、とそう決めた時には、 ま、それなりの理由があったのだろうが、 「なぜこんなモノを大事に残していたんだろう・・・?」、 と思われるようなポスターまでが多数混じっていた。 先…

■ 整理・その15・The Snowman

「Raymond Briggs/レイモンド・ブリッグス」が 一九八二年に著した「The Snowman」。 確か、長男のDが小学三年生、 次男のSが小学一年生の頃であったと記憶しているが、 我が家には β・ベータ方式のビデオデッキがあり、 この「The Snowman」のビデオ・テ…

■ 講義・十一日目

K芸工大における講義十一日目。 「自分でデザインしたからくり人形を自分で作る」、 という課題を与えておいたのだが、 講義が始まる前から、 学生たちは脇目も振らずに木と格闘していた。 なにしろ、 これを仕上げないことには単位がもらえないのであるか…

■ 整理・その14・Bigot/ビゴー

一九九八年に「木魂社/こだましゃ」から発行された、 「及川茂」著による「フランスの浮世絵師ビゴー」が届く。 表紙の錦絵(?)には、 「IMAGERIE d'Epinal」と印刷されている。 「フランスの浮世絵師ビゴー」によると、 「Georges Ferdinand Bigot/ジョル…

■ 整理・その13・EPINAL/エピナール

スイス・ネフ社の創業社長でいらっしゃった 「クルト・ネフ」さんは、 以前、フランスのロレーヌ地方、 エドワールという名の小さな村にお住まいであった。 おもちゃデザイナーでいらっしゃるOさんと、 おもちゃデザイナーの卵であったT君と私。 その三人…

■ 工夫

誰もいない岡山の作業場で、独り黙々と木工の作業に勤しむ。 木に触れるのは久しぶり・・・。 ナイフで木を削っていると、本当に心が安らぐ。 昼ご飯を食べ終えた後、 作業場の二階を少しだけ整理することにした。 取っ手を握って回転させると鳴り出すガラガ…

■ スタッドレス・タイヤ

今から三十年ほど前、 まだスタッドレス・タイヤなど存在しなかった時代、 アメリカの某タイヤ・メーカーから、 「ICE COMPOUND/アイス・コンパウンド」 という名前のタイヤが発売されたことがあった。 「雪道を走るために開発された新素材を使ったタイヤ」…

■ 200000

目が覚めると、 アパートの周りには薄っすらと雪が積もっていた。 室内もまるで氷室のように冷え切っていた。 吐く息が白く見える。 コーヒーを淹れようとしたら、豆が切れていた。 いつもより一時間ほど早目に車のエンジンをかけ、 最寄の「ミスター・ドー…

■ 整理・その12・NAPOLEON’S TOYSHOP

一九九一年、 ロンドンの「VICTOR GOLLANCZ」社から出版された 「NAPOLEON'S TOYSHOP」と、 同じく、一九九一年、 アメリカの「PENGUIN BOOKS USA」から出版された 「JOSEPHINE'S TOY SHOP」。 二冊ともミュンヘンの古書店で求めたしかけ絵本。 文章の表現が…

■ 津山

昨晩は姫路駅前のホテルに泊まる。 今朝は七時に起床。 姫路から播但道を経由し、 中国道福崎ジャンクションから岡山県津山市に向かう。 中国道を利用すれば、 神戸・津山間に要する時間は約二時間半ほど。 今朝早くに出発してもよかったのだが、 なんとなく…

■ 40・50・60

男の眼の老化は平均して四十二歳ころから始まるらしい。 糖尿の気はまったく感じられないから、 ただ単に加齢による症状なんだろう、と勝手に判断しているが、 私なども最近は眼がよく霞むようになった。 で、数年前から 「スマイル40」という名の目薬を愛用…

■ 引用

仕事柄、いろいろと調べ事をしなければならない時がある。 今日、日本の郷土玩具について調べていたところ、 「大阪府立中之島図書館」のサイトの中に、 「人魚洞文庫・データベース」なるページがあることを知る。 「人魚洞文庫」のURLは 「http://ningyodo…

■ 金の湯

昨日に引き続き、今日も寒かった。 午後六時、サッサと仕事を切り上げ、 パンツとシャツと手拭いを紙袋に放り込み、 有馬温泉の「金の湯」に出かける。 「今日は金の湯に行く」、と朝から決めていた。 アパートの風呂では、なかなか身体の芯まで温まらない。…

■ 花椒・ホワジャオ

今日は本当に寒かった。 チラホラと雪も舞っている。 炬燵にでも潜りこんでヌクヌクと過ごしたいところだが、 こんな日に限って出かける用事が出来てしまったりする。 相当に気温が下がってきている。 道路が凍結しているかもしれない。 今日は電車を乗り継…

■ 整理・その11・PENTAGO

普段は独り住まいであるため、 時には話し相手もなく無聊を託つことがある。 そんな時には、 馴染みのカフェに本を読みに出かけたりするのだが、 カフェが定休日であったりすると、もういけない。 何をしていいか分からなくなってしまう・・・。 で、近頃は…

■ メモリ

演算速度というのだろうか、 どうにもコンピューターの処理速度が遅い。 三男のSに相談したところ、 「メモリが不足しているからだよ!」、という返事。 様々なサイトから 「CPUメーター」「MEMメーター」なるものを探しだし、 ガジェットのスペースに貼り…

■ Tさん

Tさんとの付き合いは三十年にも及んだ。 昔、私は長野県の白馬村で小さな宿を経営していた。 そのことは前の日記にも書いたが、 Tさんは、私が経営する宿の常連のお客様であった。 ある時、 「Tさんの顔には見覚えがある」、と母が言い出した。 で、いろ…

■ お洒落

女性と違い、 男は赤やピンクの靴を履くワケにはいかない。 時には白いスニーカーを履くこともあるだろうが、 「茶」と「黒」、 男が履くことの許される靴の色といえば、 ほぼこの二色に限定されるのではないだろうか。 男の身だしなみの基本は「靴」にある…

■ 団欒・その2

一昨夜に続き、 昨夜も次男のSがアパートに泊まっていった。 トマトとモッツアレラ・チーズとバジルのサラダ、 牡蠣の入ったキムチ鍋、お新香、 空心菜とベーコンの炊き合わせ、蛸の塩辛・・・。 奇妙な取り合わせだが、 昨夜も食卓にはSの好物がズラリと…

■ 団欒

一昨夜は次男のSがアパートに泊まっていった。 昨夜は三男のSがやって来た。 母と妻も岡山の自宅から来ていた。 鰤の刺身、ワンタン、納豆、イクラ、手羽先の唐揚げ・・・。 妙な取り合わせだが、 食卓にはSの好物がズラリと並ぶ。 Sと会うのは実に半年…

■ マルタのきぶどう

あれは二週間ほど前のことだったか、 名古屋から帰ってくると、 机の上に細長い箱が一つ置かれていた。 箱には「マルタのきぶどう」と印刷されていた。 「Nさん(私のこと)に飲んでもらって」、 とKさんが持ってこられたものであった。 その日、HとYが…

■ 正月呆け

午後一時半、K芸工大に向けて出発する。 後期の講義も残すところあと四コマほどだが、 都合で休んだ日もあるから、 補習の講義も四コマほどこなさなければならない。 教務室に顔を出すと、 係の女性から、 「今年のレジュメを提出して欲しい」、と告げられ…

■ お正月・その2

今日は本当に久しぶりの休日。 八時過ぎまで惰眠をむさぼった後、 車を走らせて近江八幡に向かう。 アパートから近江八幡までは約二時間ほどの道程だが、 名神高速道は驚くほど混み合っていた。 正月が明けたばかりだというに、 道にはどことなく殺気立った…

■ 免許更新

駐車違反が二回、速度違反が二回。 支払った去年の反則金はいったい幾らになるのだろう。 反則金は信号機の設置費用等に使われたりする。 払った反則金が世のため人のために使われているかと思うと、 これに勝るものはないほどの喜びを感じる・・・・。 今日…

■ 寒

自宅の庭、 庭といってもただの荒れ野なのだが、 その庭の其処此処に点在する水溜りに、 今朝は鼠色の薄氷が張っていた。 中に、複雑な模様を見せる一枚の薄氷があった。 周りに積もった雪の上には、 小さな動物の足跡が点々と続いていた。 どうやら、 小動…

■ 年賀状

今年もたくさんの方々から年賀状を頂戴する。 仕事関係の御座なりな年賀状もあるにはあるが、 中には、 「ウ〜ン」と唸らせられるような年賀状も混じっている。 パッケージ・デザイナーのHさんからは、 「今年も残すところ364日」 「今年も精一杯遊びま…

■ 自己管理

風邪がぶり返してしまった。 昨晩から咳が止まらない。 どうやら、 大晦日から元日にかけての徹夜が影響しているようである。 ついつい私は自分の歳を忘れて行動してしまうことがある。 気分は三十五歳ほどのつもりなのだが、 身体は正直なものであるなぁ・…

■ お正月

昨夜は楽しいひとときだった。 「桂三枝」の創作落語もなかなかのものだった。 日本の話芸の真髄を見た思いがする。 年越しのコンサートが終わった後、 指揮者でいらっしゃるSさんとその奥様、 パントマイマーのIさんらに挨拶を済ませる。 Iさんのお父さ…