■ 携帯の形体

aquio2004-11-01

七年前に購入した「シャープ」の「SH201」と、
四年前にミュンヘンで購入した
「SIEMENS/ジーメンス」の「C45」。
そのシンプルなデザインがとても気に入っていたが、
残念ながら、
現在、SH201の生産は中止されている。
適度な重さがある、とても扱い易い携帯電話だった。
それにしても、
今時の携帯のデザインはいただけない。
その色といい、その形といい、その機能といい、
なぜここまで子どもに媚びなければならないのか。
子ども染みた稚拙なデザインのモノばかり・・・。
携帯電話がPC化している現代において、
無駄とも思える機能をすべて排除した
C45のデザインには好感が持てる。
決して高価な携帯ではないが、
マイナー・チェンジもしないまま、
現在も造り続けられている。
安易なモデル・チェンジを繰り返さないモノ。
飽きずに長く使えるモノ。
消耗した部品の供給がいつでもどこでも受けられるモノ。
かっての「フォルクス・ワーゲン」がそうであったように、
そういうモノこそ、
「一級品」と呼べるのではないかと思う。
高価なモノが一級品であるとは限らない。