■ 北海道・その3

aquio2004-12-03

札幌発 11:00 のJALで東京に向かう。
機内でコーヒーを頼むと、
チョコレート・フィナンシェがついてきた。
チョコレートの苦味がほどよく利いていて、
なかなかに美味しい。
コーヒーの渋味に良く似合う。
袋の裏面をチェックすると、
製造元は長野県大町市の「カウベル立田屋」だった。
今から約二十五年ほど前、
長野県白馬村に住んでいた私は、
カウベル立田屋のトレード・マークと
包装紙のデザインを、
現・社長のHさんから頼まれたことがある。
その時代、
立田屋は大町市の商店街で、
和菓子とパン、
そしてケーキを販売する小さなお店でしかなかった・・・。
Hさんは、
ドイツで製パンと製菓の修行を積んでこられた方。
ドイツ仕込みの美味しいケーキやパンが食べられると、
店は大いに繁盛していたことを思い出す。
銀座の有名パーラーのリーフ・パイも、
実は、カウベル立田屋が作っているのだと、
そんな話を聞いたこともある。
Hさん、頑張っているんだなぁ・・・と、
若い時代のことを思い出して胸が熱くなる。