■ 女性専用車両

急用ができて、
朝早くから神戸の街に出かける。
車を利用していたのでは約束の時間に間に合わない。
最寄りの駅から列車を利用することにする。
Ｔ駅で接続列車に乗り込んだところ、
座っていた幾人かの女性たちから
キッ！と恐い目付きで睨みつけられる。
オッ、なんだなんだ、
俺は何か悪いことでもしたのか・・・と訝しんでいたら、
「女性専用車両」だった。
すごすごと隣の車両に移る。
女性専用車両の女性たちは何をしているのか。
隣の車両から観察させていただいたところ、
１：口を開けて化粧をしている女性。
２：口を開けて携帯電話でメールを打っている女性。
３：口を開けてコンビニ朝食を食べている女性。
４：口を開けて眠っている女性。
ほぼ、この四つのパターンに分類できることが解った。
それにしても、
ほとんど全員が口を開けているというのはどうしたことか。
蓄膿症でも流行っているのだろうか。
男としては見たくもない女性の痴態。
男には見せられないコトをするための女性専用車両。
痴漢対策のために設けられた専用車両のはずなのに、
すでに形骸化してしまっているのではないか。