■ ゴンドラの唄

aquio2004-12-12

アトリエの窓から通りが見える。
今朝も今朝とて、
どこから見ても夫婦とは思えない、
そんなカップルが何組か通り過ぎていく。
圧倒的に多いのは、
オジサンと若い女性という組み合わせ。
「頑張れオジサン」と、
ついついエールを送りたくなってしまうではないか。
いのち短し恋せよ乙女 紅き唇あせぬ間に
熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日はないものを。
吉井勇による「ゴンドラの唄」の一節。
乙女の命も短いが、
オジサンの余命はもっと短いのだ。
オジサンはもっともっと恋をすべきだと、
そう、オジサン(私)は思う。
ただし、残念ながら
「自己の責任に於いて」という注釈は付く。
ま、それはそれとして、
オジサンたちの
その脂下がった顔付きはなんとかならんかなぁ、
もう少し毅然とした態度で歩けないものかなぁ・・・と、
オジサン(私)はついつい思ってしまうのである。