■ ハード・ボイルド
神戸に出かけ、
「スペンサー」シリーズの「悪党」と、
「キー・ラーゴ」のDVDを買う。
今夜は「ハード・ボイルド」に浸ることにした。
戦友の遺族を見舞うため、
復員将校(ハンフリー・ボガート)が
フロリダ半島のキー・ラーゴにやって来る。
島にはギャングたちがいた。
心に戦争の傷を負い、
何事にも無気力な主人公ではあったが、
最後のシーンではギャングたちと対決する。
「俺の人生は、考えることと
やることが常に逆だった。いつも理性が負ける」。
怒りの感情を爆発させる時の、
ボガートの台詞。
かっこいいなぁ・・・。
この台詞を主人公に喋らせるために、
この映画があるような気がする。
共演した「ローレン・バコール」の美しさといったら。
ギャングの情婦役を演じた
「クレア・トレヴァー」もなかなかいい。
そういえば、
バコールはボガートの四人目の女房ではなかったか。
いいなぁ・・・。
酒、煙草、拳銃、車・・・。
ハード・ボイルドには欠かせない小道具。
私はハード・ボイルドを通じて酒の飲み方を覚え、
煙草との付き合い方を教わった。
そして、
男の生き方も教わったような気がする。
こうありたいと願う「男の美学」。
美学のためには死ぬことも厭わない。
ハード・ボイルドとは、
その一言に尽きるのではないかと思う・・・。
そういえば、
「ハード・ボイルドだど」で一世を風靡した
「内藤陳」はどうしているのだろう。
まだ「深夜プラス1」はあるのだろうか。