■ ハード・ボイルド

aquio2005-01-27

神戸に出かけ、
「スペンサー」シリーズの「悪党」と、
「キー・ラーゴ」のDVDを買う。
今夜は「ハード・ボイルド」に浸ることにした。
戦友の遺族を見舞うため、
復員将校(ハンフリー・ボガート)が
フロリダ半島のキー・ラーゴにやって来る。
島にはギャングたちがいた。
心に戦争の傷を負い、
何事にも無気力な主人公ではあったが、
最後のシーンではギャングたちと対決する。
「俺の人生は、考えることと
やることが常に逆だった。いつも理性が負ける」。
怒りの感情を爆発させる時の、
ボガートの台詞。
かっこいいなぁ・・・。
この台詞を主人公に喋らせるために、
この映画があるような気がする。
共演した「ローレン・バコール」の美しさといったら。
ギャングの情婦役を演じた
クレア・トレヴァー」もなかなかいい。
そういえば、
バコールはボガートの四人目の女房ではなかったか。
いいなぁ・・・。
酒、煙草、拳銃、車・・・。
ハード・ボイルドには欠かせない小道具。
私はハード・ボイルドを通じて酒の飲み方を覚え、
煙草との付き合い方を教わった。
そして、
男の生き方も教わったような気がする。
こうありたいと願う「男の美学」。
美学のためには死ぬことも厭わない。
ハード・ボイルドとは、
その一言に尽きるのではないかと思う・・・。
そういえば、
「ハード・ボイルドだど」で一世を風靡した
「内藤陳」はどうしているのだろう。
まだ「深夜プラス1」はあるのだろうか。