■  また・・・

aquio2005-02-05

新聞を読んでいて腰を抜かしそうになった。
核拡散防止条約、いわゆる「NPT」では、
非核保有国には核兵器の取得を禁じ、
保有国には軍縮の義務を定めているはずだが、
アメリカは、また、
新型の核兵器の開発を進めているらしい。
イランや北朝鮮、テロ組織などの
地下軍事組織の破壊が目的の核であるらしい。
阿呆じゃないかと思う。
二〇〇一年九月十一日、
大勢の旅客を乗せた飛行機が
世界貿易センター・ビルに突入した。
ビルが崩壊していく映像を観て、
溜飲を下げた日本人は多かったのではないかと思う。
「ここだけの話だが」という注釈つきで、
アメリカがやられてス〜ッとした」という談話を、
私は何人かの戦争体験者から聞いた・・・。
当時、アメリカのマスコミはこぞって
真珠湾攻撃を忘れるな」と報道したが、
日本人が「HIROSHIMA」と
「NAGASAKI」を忘れたとでも思っているのだろうか。
アメリカは原爆をドイツではなく、
なぜ、日本に投下したのか・・・。
今回、アメリカが開発を進めている核兵器は、
ピン・ポイントで標的を破壊できるものであるらしい。
開発者たちはその性能を確かめるため、
人体実験をしたくてウズウズしているに違いない。
日本に原爆を投下した時のように・・・。
人の生命を屁とも思わない人間のなんと多いことか。
核兵器を投下することで、
テロ組織や軍事基地を破壊することはできるだろう。
しかし、
それは同胞を虐殺された民族の復讐心を煽るだけではないか。
人間に感情というものがある限り、
アメリカへのテロは続く。
感情は理屈ではないのだ。