■ AUTOMATA・その1

aquio2005-02-12

三月二十五日から、
愛・地球博」が愛知県で開催される。
そしてその愛知県のパビリオンでは、
「世界からくり人形展」が
開催されることになっている。
愛知県より、
世界のからくり人形を集めてくれとの
依頼を受ける・・・。
「からくり人形」は
「AUTOMATA/オートマタ」と訳される。
AUTOMATAは、
「AUTOMATIC/自動的」と、
「MATTER/物体」という二つの言葉から
成り立っている造語。
つまり、
「自動的に動く物体」というような意味。
オートマタは、
「命あるものの動きを真似る命のないもの」と、
そう定義されている。
愛知県から依頼されたオートマタの数は約二十点。
「Ron Fuller」「David Swift」「Robert Race」
「Jan Zarud」「Ian Mackay」
「Paul Spooner」「Rodney Peppe」・・・・。
名だたるオートマタ作家たち、
二十二名に制作を依頼する。
彼らはどのような作品を出品してくれるのだろうか・・・。
写真は「Paul Spooner」作「死の床にある守銭奴」。
守銭奴が今にも死にかけている。
執事がソ〜ッとトランクの蓋を開けようとしている。
執事がトランクの蓋を閉める時の音を聞いて、
死にかけているはずの守銭奴が、
驚くほどの早さで起き上がる・・・という仕組み。