■ 新潟

aquio2005-03-03

Kさんと新潟に向かう。
柏崎の駅前のホテルに泊まる。
バッグを部屋の中に放り込み、
すかさず居酒屋の暖簾をくぐる。
「何が美味い?」と訊いたら、
「どれも美味い!」という答。
カウンターの上に置かれた水槽の中で、
糸のように細い魚が泳いでいた。
「いさざ」という名のハゼ科の魚であるらしい。
踊り食いが美味いというので、
「俺たちが踊りながら食うのだろうか」とか、
「おぉ、それは新しい食い方だなぁ」とか、
馬鹿なことを言いながら、
踊り食ってみることにする。
箸の先で「頭」の部分を摘み、
醤油に浸けて食べろ・・・という指示を受けるが、
いさざはなかなかに素早く、
小さな椀の中をクルクルと逃げ回る。
なかなか上手く摘めない。
ようやく一匹を捕まえ、
「尻尾」を摘んだまま醤油の中に入れる。
ま、暴れること暴れること。
醤油が飛び散り、
テーブルがビチョビチョになる。
「だからぁ、頭の部分を摘めと言ったでしょう」と、
女将に叱られる。
まとう鯛の刺身は本当に美味しかった。
焼いた喉黒も美味しかった。
「越の誉」も美味しかった。