■ ミルバ

aquio2005-05-02

「BILL BAILEY'S BITHDAY BLEND」を買う。
キュラソーの香りが漂うパイプ煙草。
キュラソーといえばコアントローが有名だが、
コアントローほどの甘さはなく、
ほのかにオレンジの酸味が感じられる。
味わいはとても軽い。
「ミルバ」のCDをかけながら
パイプを念入りに手入れする。
ボウルに詰まったタールを丁寧に取り除き、
ナイフでカーボンを均一に削った後、
セーム皮で丹念に磨く。
「私は身なりを構わなくなってしまった」
「家の外に出ることもなくなった」
「いろんなことに興味を持てなくなってしまった」
「それはみんなあなたのせい・・・」
「すべての情熱が砕けてしまったの」
「私はあなたの力になりたかっただけ・・・」
「なのに、あなたは自分の殻に閉じこもったまま」
「私はここを出ていくわ」
「時には訪ねてきてもいいわ」
「時には愛を交わしましょう」
「それが二人にとって一番いいこと・・・」
ミルバが切々と「DA TOROPPO TEMPO」を歌っている。
大好きなカンツォーネ
身に憶えはないのだが、
この曲を聴く度に、どうしてだか涙ぐんでしまう・・・。
ミルバは上手いなぁ・・・。