■ コペン

aquio2005-06-09

今日から岡山の職場に勤務。
息子の愛車、
ダイハツの「コペン」を借りて岡山に向かう。
高速道路から一般道に入った辺りでルーフを格納。
フル・オープンで走る。
なんて気持ちがいいのだろう・・・。
排気量六六〇CCの小さな車だが、
なかなかどうしてキビキビと走る。
いわゆる
「ラグジュアリー・スポーツ・カー」が多い時代にあって、
必要最小限の機能しか搭載されていない、
このコペンのような車はかえって小気味良い。
プリンス・スカイライン2000GTーB、
いすゞ・べレット1600GT、
ホンダ・S600、S800、トヨタ・S800・・・・。
「スパルタン」なスポーツ・カーの系譜がコペンにはある。
思ったように加速するし、思ったように止まる。
ハンドルはとてもクイック。
ほとんど遊びが無い。
シフト・レバーと、
クラッチストロークの長さが少し気になるが、
ま、慣れればこんなものだろう・・・。
切窓峠の長い上り坂を、
息切れもせず百四十キロのスピードで駆け上る。
車体重量が八三〇キロと軽いからか、
トルクも馬力も申し分ない。
スイッチをひねると、
スピーカーからは聴いたことのない女性歌手の歌声が・・・。
息子の趣味なのだろう。
鬼束ちひろ」という歌手であるらしい。
なかなかいい声をしている。
四曲目の「Tiger in my love」が特にいい。
声と旋律に昭和四十年代の気怠さを感じる。
それにしても、
コペンはドライバーの体力を消耗させる車ではある。
ま、それが楽しいから運転するのだが・・・。