■ 中古のパイプ

aquio2005-06-29

PC復活!
昨日、Tさんご夫婦と昼食をご一緒する。
Tさんは古時計の修理で生計を立てていらっしゃる。
私のアトリエに仕事場を移されることになった。
この夏休みが終わる頃から、
私と机を並べて仕事をすることになった。
ラクリ人形と時計とオルゴール、
この三つはとても親密な関係にある。
ラクリ人形と時計とオルゴール、
この三つを合わせて「CLOCKWORK」、
つまり「時計細工」「時計仕掛け」と呼ぶ。
時計の発展の歴史の中からカラクリ人形が生まれ、
時計の技術の中からオルゴールが生まれた。
古時計の仕組みを利用したカラクリ人形、
ラクリ人形の仕掛けを利用した時計・・・。
Tさんと私のコラボレーション。
楽しい作品が生まれそうな予感がする。
そのTさんから
「僕はもう煙草を吸わなくなってしまった」からと、
十五本のパイプを頂戴する。
どれもこれも手入れが行き届いていて、
ボウルの中にはカーボンが均一に付着している。
このカーボンの付着具合がパイプ煙草の味を左右する。
昔、イギリスの貴族は、
カーボンが均一に付着するまで、
執事に新しいパイプを使わせていた・・・という話をよく聞く。
今晩から一本ずつメンテナンスを始めることにしよう。
Tさん、有り難うございました。
大事に使わせていただきます。