■ in the heat of the night/その2

aquio2005-08-12

午後十時半、博多駅に着く。
岡山から博多に向かう新幹線は満席であった。
ホテルにチェックインした後、
近くのコンビニに出かける。
ティーシャツを二枚、黒いソックスを二足、
ボクサー・タイプのトランクスを二枚購入する。
替えの下着をカバンの中に入れ忘れていたのだ。
どうも近頃もの忘れの度が過ぎるような気がする。
「数」というものの概念が怪しくなってきたら、
それは「アルツハイマー」の始まりであるらしい。
気をつけなければ・・・。
ま、気をつけていればどうにかなるというものでもないが・・・。
コンビニの前にはバイク自慢の若者たちがたむろしていた。
金のかかっていそうなバイクがズラリと並んでいる。
彼らの許可をとり、並んだバイクを写真に収める。
夏の夜の都会のワン・シーン。
自分は何をしたらいいのか分からない。
自分に何ができるのかも分からない。
先が見えない。
しかし、有り余るほどのエネルギーだけはある。
余分なエネルギーの捨て場所が見つからない。
酒を飲んで憂さを晴らすのもいいし、
友人たちと議論に熱中するのもいい。
バイクで夜の街を疾走するのもよし。
殴り合いの喧嘩をするのもよし・・・。
男の誰もがそんな時代を経験して大人になっていく・・・。
若者には「洋々」の未来があり、
オジサンには「ヨイヨイ」の未来がある・・・。
若さを羨ましいとは思うが、
あの恥じることの多い頃には二度と戻りたくはない。
若者が若者でいられる時間もそうは長くない・・・。