■ 大掃除と送別会

aquio2005-09-02

私のアトリエの中に
T さんのためのスペースをご用意することになった。
T さんは機械式時計の専門家。
機械式時計のことなら何でもご存知の方。
腕時計であっても柱時計であっても、
T さんに直せない時計はない。
もともと、からくり人形と時計は同じ歴史を持つ。
時計について、私にはTさんほどの知識がない。
T さんはからくり人形についての知識が乏しい・・・。
二人の技術と知識を持ち寄れば、
「こりゃぁもう鬼に金棒でんなぁ、わっはっは・・・」ということで、
明日からTさんと私とのコラボレーションが始まる。
名付けて「鬼に金棒・キムチ味ピリカラパイ菓子」作戦。
とりあえずアトリエの大掃除から始めることにした。
どこにこれだけのゴミがあったのか・・・と、
驚くほどの量のゴミが出てくる。
要るものと要らないもの、まずはその仕分けから始めるが、
ほとんどが要らないものであった・・・・。
夕方から I さんと A さんの送別会に出席する。
I さんは私のアトリエに七年もの長い間勤めてくれていたが、
仕事が片付かないので明日もアトリエに出勤してくれるらしい。
A さんは私の住むアパートのすぐ近くに住んでいる。
アパートで酒盛りをする機会もあるだろう・・・。
今日でお別れという実感がどうしても湧かない。
実感は湧かないが、
ま、一つの区切りであるから、
花束を手渡し手作りのカラクリ人形をプレゼントする。
I さんはパン屋を開業することになっている。
これからは経営者としての苦しみを味わうことになるのだろう。
A さんはあるデザイン会社に就職する。
人の世は人のつながりで支えられている。
運のいい人・悪い人、
すべては人とのつながりが左右しているように思う。
運のいい人生を歩んでいってもらいたいと思う。