■ 禁断の惑星

aquio2005-09-08

アパートの近くに古本屋があることを知る。
ずいぶん以前からそこにあったらしいが、
今日の今日まで知らずにいた。
早速出かける。
古本屋の匂いが大好きなのだ。
今から五十年ほど前の映画、
「禁断の惑星」のDVDが販売されていた。
八百四十円。
破格の安さ・・・・。
「禁断の惑星」は私が子どもであった頃、
父にせがんで観に連れていってもらった映画。
映画に出てくるロボット、「ロビー」がどうしても観たかったのだ。
大阪の千日前の映画館だったと記憶している。
ロビー・ザ・ロボットと透明怪獣、
惑星探検隊が持つ光線銃だけが記憶に残る映画であったが、
この歳になって観なおしてみると、
なかなかどうして哲学的な内容を含んだ素晴らしい映画であった。
惑星アルティアム4にはクレール人の遺跡が残されていた。
クレール人は、肉体を捨て精神だけの世界を創造しようとしていたが、
謎の事故のために一夜にして滅んでしまった種族。
肉体を捨てたところで、
精神の奥底にある邪悪な怪物までは捨て去ることはできない・・・。
心の奥底にある憎悪や嫉妬が恐ろしい怪物を産み出す・・・という映画。
裸の銃を持つ男」シリーズの「レスリー・ニールセン」が
惑星探検隊の隊長役で出演していた。
テレビがまだ白黒であった時代の人気番組、
「ハニーにおまかせ」の「アン・フランシス」も出演していた。
アン・フランシスの美しさといったら・・・。
唇の横のほくろがなんとも色っぽい。
若きニールセンもなかなかの男っぷりであった。