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aquio2005-10-04

友人のアトリエにはいろんな木工機械が揃っている。
大型のベルト・サンダーを使わせていただこうと、
土砂降りの雨の中を岡山に向かう。
福崎のインターを過ぎた辺りから雨は小降りになる。
走行車線から逸れ、
車を佐用インターの料金所に向かわせようとした時、
前方から高速で逆走してくる車があることに気付く。
ブレーキを踏んで車を急停止させる。
前方の車も急ブレーキを踏む。
前方の車の中から若い女がこちらを睨みつけていた。
ライトをパッシングさせ、クラクションを鳴らしている。
どうやら、私に道を譲れというサインみたい・・・。
車を安全と思われる場所まで移動させる。
ハザード・ランプを点滅させ、
雨の中、彼女の車まで歩いていく。
「お嬢さん、ここは料金所に向かう一方通行路ですよ」と優しく諭す。
「どこに行くつもりなんですか?」と問うと、
「広島」と言う。
「それなら、一度料金所を出て、もう一度入り直さないと行けません」
「このまま走ると、広島に向かう道路を大阪方面に逆走することになります」
「とても危険ですよ」
「?????」
どうやら、私の言っていることが理解できないみたい・・・。
「とにかく、ユーターンして料金所に向かいませんか!?」
「この道は料金所に向かう一方通行路なんですから!」
「でないと、ここにいるだけでも事故を誘発しかねません!」
「緊急時以外、高速道路は駐停車禁止なんですから!」
高速道路を逆走しようとしていることにまったく気付いていない・・・。
諭している私の方がイライラしてくる。
誰だよ、こんなアホに免許書を交付したのは・・・?
渋々彼女は車をユーターンさせようとしたが、
車を急発進させたかと思うと、
ガードレールにバンパーを勢いよくぶつけてしまった。
バンパーが車から剥がれ落ちる。
「こうなったのもあんたのせいよ!」とばかり、またまた睨みつけられる。
バンパーを彼女の車の後部座席に放り込んでやる。
それにしても、いったい彼女はどこから車を逆走させてきたのだろうか・・・?
「?????」
謎である・・・・。