■ 怪我

aquio2005-10-13

電動糸鋸機で左手の親指を切ってしまう。
ま、たいした傷ではないのだが、
鋸歯で切った傷はなかなか直らない・・・。
怪我をするのは久しぶりのこと。
どこかに気の緩みがあったのだろう。
消毒薬を塗り、包帯を巻く。
作業を再開したとたん、今度は右手の親指を切りそうになる。
なんとなく身体の調子がおかしい。
なんとなく注意力が散漫になっているような感じがする。
疲れているのかもしれない・・・・。
休憩をとることにした。
コーヒーを淹れてテーブルに運ぼうとしたら、
指先が震えてコーヒーがポタポタと床に落ちてしまった・・・。
なんとなくいつもと身体の調子が違う。
危険を感じ、仕事を中断することにした。
コンビニに出かけ、
トランクスとティーシャツ、
タオルとコーヒー牛乳を購入して有馬温泉の「金の湯」に出かける。
髪を洗い、身体を隅々まで洗い、髭を剃る。
今にも落ちてきそうな天井の雫を眺めながら、
酸化して茶色く濁った湯に身体を静かに浸す・・・・・。
両足の指先から、両手の指先から、
何かが溶けて流れだしていくように感じられる。
やはり疲れていたのだろう。
金の湯はガラガラに空いていた。
両腕と両脚を大の字に広げて湯に身体を委ねる。
身体がプカプカと浮かぶ。
とても気持ちがいい・・・・。
混みあっていたらこうはいかない。
湯からあがり、
タオルを腰に巻いたまま、腰に手をあててコーヒー牛乳を飲む。
風呂屋における正しいコーヒー牛乳の飲み方。
仕事はたくさん残っているが、今日はもうアパートに帰ろう。
今夜は焼き鳥でも食べに出かけよう。
ビールでも飲んでさっさと寝よう。