■ 二重虹
六時に起床。
七時、神戸の職場に到着。
パソコンの電源を入れる。
頼まれていた原稿の提出期限は今日の午前十時。
あらかたの筋は昨夜のうちに考えておいた。
一気呵成に一千五百文字の原稿を書き上げる。
午前九時半、島根県の安来に向かって出発。
天気予報では「晴」のマークが出ていたが、
蒜山高原を越えた辺りから雨が降り出す・・・。
十二時半、安来に到着。
9号線沿いの蕎麦屋「まつうら」に向かう。
この店の蕎麦は本当に美味しい。
汁を蕎麦湯でのばしているのだろうか、
汁には酷があってトロリとしている。
ひょっとしたら、とろろを繋ぎに使っているのかもしれない。
雨は益々激しさを増してくる。
ほとんど前が見えないほどの激しさ。
「まつうら」は定休日であった・・・・。
近くの喫茶店に入ってカレーライスを注文する。
とても不味かった・・・。
安来の現場での仕事は今日でお仕舞い。
いろんなトラブルが続いた仕事であった・・・。
担当者のUさんとは何度も意見が衝突したが、
無事に終わればそれもまた楽しい思い出。
Uさんと鍋を囲んで一杯やることを約束してお別れする。
Uさんとはいい友達になれそうな気がする。
外に出ると、空には見事な「二重虹」がかかっていた。
虹はいつも人の心に希望を持たせる。
なにかいいことが起こりそうな予感がする。
明日から東京に出張。帰りは明後日の夕方になる予定。
なにかいいことでも起きるのだろうか・・・。