■ シュビップボーゲン

aquio2005-12-03

Pホテルの玄関を飾る「シュビップボーゲン」が完成する。
横幅約二メートル、
高さ約二メートルの大きなシュビップボーゲン。
Pホテルから制作の依頼を受けたのは今年で三回目。
「神戸の港から見た神戸の街」が今年のテーマ。
ホテルは着飾った宿泊客でいっぱいだった。
宿泊客が注視するなか、黙々と作業を続ける。
最後の配線を終えて電源のスイッチを入れる。
薄暗がりの中に
シュビップボーゲンのシルエットが浮かび上がる。
「うわぁ綺麗」と、
宿泊客の中から拍手がわき起きる・・・・。
「あっ、左にお相撲さんがいる」という子どもの声がする。
人形浄瑠璃の頭(かしら)のつもりなんだけどなぁ・・・。
タンカー、コンテナ船、タグ・ボート・・・。
シュビップボーゲンの前に十艘の船を配置した。
一番後列は二百ワット、
次列は百ワット、
三列目は五十ワット
四列目は三十ワット・・・と、
照明の明るさを徐々に暗くしてみた。
その結果、厚さ九ミリの板に陰影がつく。
宿泊客が次々とシュビップボーゲンの前で記念写真を撮りはじめる。
ま、まずまずの仕上がりといったところだろうか・・・。