■ 山川

aquio2005-12-15

一昨日、
「日本三銘菓」というものがあることを初めて知る。
新潟県長岡「大和屋」の「越の雪」
島根県松江「風流堂」の「山川」
石川県金沢「森八」の「長生殿」
この三つの菓子を「日本三銘菓」と呼ぶらしい。
安来における仕事を終えた後、
車を西に走らせる。
安来から松江までの距離はわずか二十キロほど。
松江城のすぐ近く、
塩見縄手にある「風流堂」で「山川」を二箱購入する。
箱には「不昧公御好・山川」と印刷されていた。
松平不昧は茶人として有名な江戸時代の領主。
不昧の時代から、
松江では茶の文化が連綿と受け継がれてきたという。
志野茶碗で濃茶・・・といきたいところだが、
我が家には飯碗はあっても茶碗が無い。
松江で「煎茶」を買って帰る。
なるほど、「山川」は茶によく似合う。
原材料名には「米・塩・砂糖」と書かれているが、
この甘さは徳島の「和三盆」ではないだろうか・・・。
甘さに「品」がある。
松江や京都には「茶」の文化が根付いている。
茶の文化が根付いている所には「茶道具」や「菓子」の文化が根付く。
それに比べ、
神戸は明治の時代から、いわゆる「ハイカラ」な土地柄だった。
「茶」よりも「珈琲」の文化が根付いた土地。
「珈琲」の文化が根付いたからこそ、
「パン」や「ケーキ」の文化が根付いたのではないだろうか・・・。
二十一日から新潟県の柏崎に出張。
午後14:20発ANA1659便で新潟に向かう。
二十二日は柏崎から長岡を経由して東京に向かう予定。
長岡で「越の雪」を買ってみよう。
どのような味の菓子なんだろうか。
とても楽しみ・・・。