■ カリブー

aquio2005-12-18

朝、窓から外を眺めると景色が一変していた。
ベランダの柵が半分ほど雪で埋まっている。
約五十センチもの積雪・・・・・。
大型の除雪車が自宅の前の雪をかいてくれている。
納戸から「SOREL/ソレル」の
CARIBOUカリブー」を取り出す。
二十九年前に買った、
マイナス四十度の寒さにも耐える防寒靴。
ミンク・オイルを塗りこんで大事に使ってきた靴。
カリブー」を履いて職場に向かうが、
二十九年も使っていると、
さすがにソールのへたりが気になる。
ソールのグリップ力が弱まってきている。
下り坂で幾度か転びそうになる。
職場の駐車場に停めておいた車は、スッポリと雪に覆われていた。
職員たちも駐車場で雪と格闘している。
昼からは雪も上がり、青空がのぞくようになった。
午後五時から打ち合わせを始める。
午後七時、
打ち合わせを終えて外に出てみると
新たに雪が二十センチほど積もっていた・・・。
エンジンをかけ、
シフト・アップとシフト・ダウンを繰り返しながら佐用インターに向かう。
大雪のニュースが流れたからだろう、
行き交う車の量はいつもより数段少ない・・・。
坂道で大型トレーラーが斜めを向いたまま立ち往生していた。
気温はマイナス5℃。
橋梁はすべて凍りついていた・・・。
凍てついた氷が黒くヌラヌラと光って見える。
先ほど神戸の職場に帰ってきたところ。
書類の整理も終えた。
熱いコーヒーも飲んだ。
日記も書いた。
ちょっと疲れた。
そろそろアパートに帰ることにしよう。