■ 倉敷

aquio2005-12-28

倉敷に出かける。
今年もお世話になった「伊勢屋」のSさんと、
ギャラリー「和」のWさんにお会いする。
昼食の後、三人で「KAFFA/カーファ」に向かう。
Sさんお薦めのコーヒー専門店。
適度に汚れた壁の色がいい雰囲気を醸し出している。
ブレンド・コーヒーを注文する。
ブレンド・コーヒーを飲めばその店の実力が知れる。
なかなかに美味しいブレンド・コーヒーであった。
それにしても、倉敷の寂れかたは想像以上であった。
美観地区にもほとんど人がいない。
駅前にあった「三越」が閉店してからというもの、
その寂れかたに拍車がかかったように思える・・・。
倉敷は私にとっていろいろな思い出が詰まった町。
アルバイトで貯めたお金を握り締め、
大原美術館を初めて訪れたのは今から四十二年前のこと。
高校二年生の夏休みの時だった。
鈍行列車で大阪から倉敷まで旅したことを昨日のように思い出す。
あの頃は無尽とも思えるほどの時間があった。
大人ぶって「エル・グレコ」でコーヒーも飲んだ。
とても苦かったことを憶えている。
思えば、コーヒーとやらを飲んだのはあの時が初めてではなかっただろうか・・・。
若かった・・・・。
Sさん、Wさんと美観地区でお別れした後、
岡山市にある絵本とおもちゃの専門店「くんぺる」に向かう。
来年の二月、
岡山市で木のおもちゃとクレイ・アニメのフェスティバルが開催される。
Hさんに淹れていただいた美味しい紅茶をいただきながら、
Sさんとフェスティバルの日程等の確認を行う。
B社のTさん、P社のIさんといった、
錚々たる方々の講演会も用意されているらしい。
とても楽しみ。