■ 雪・その2

aquio2006-02-04

朝六時に起床。
今日は岡山の職場に出勤しなければならない。
コーヒーを沸かしてシリアルを食べる。
六時五十分、アパートを出発。
中国自動車道の福崎までは快調であったが、
山崎を過ぎるあたりから雪が降ってくる。
西に向かうにしたがい、
道路の雪は次第に深くなっていく。
佐用から北に向かう道路は完全に凍結していた。
そろそろと車を走らせる・・・。
佐用インターから職場までの距離は約二十五キロ。
いつもなら三十分ほどの距離でしかない。
前を走る軽四に追いつく。
速度は二十キロを下回っている。
どうやらお年寄りが運転されている様子・・・。
雪で道幅が狭まっているため、
追い抜くきっかけがなかなかつかめない。
いつもの二倍の車間距離を保ちながら走る。
就業時間がジリジリと迫ってくるが、どうにもならない・・・。
「イライラは事故の元」と言い聞かせ、
ラジオを聴きながらのんびりと車を走らせる。
携帯から職場に連絡を入れるが、誰も電話口に出てこない。
大原の役場を過ぎた辺りから雪がますます深くなる。
職場は一三〇〇メートルを超える山の中腹にある。
役場がある場所の標高は約三百五十メートル。
ここから一気に三百メートルを駆け上がることになる。
その平均斜度は七パーセントを超える・・・。
チェーンを装着するかどうか、大いに迷う。
車から降りて雪質を手で確かめる。
ここからは上り坂ばかり。
下り坂はない。
「チェーンは不要」と判断する。
職場に辿り着いたのは九時十分だった。
十分の遅刻。
「遅い!」とAさんに叱られる・・・。