■ アメリカ土産

aquio2006-02-18

気の合う仲間達とアメリカ旅行に出かけていた
S(息子)がアパートにやってきた。
「ほい、アメリカのお土産」と手渡されたのは、
「J.C.AMBERLYN」著による動物のイラスト集
「DRAWING WILDLIFE」だった。
北米に生息する動物たちのイラスト集。
「AMBERLYN」がいかなる人物であるかは知らないが、
そのイラストは精緻をきわめている。
野生動物が見せる一瞬の生態がよく描かれている。
動物の骨格、筋肉のつき方も紹介されていて、
アナトミー(anatomy/解剖学)としても一級の資料ではある。
父親は動物を素材にしたからくり人形をよく作っている。
六甲山に生息する父親の生態を知り尽くした息子ならではの土産。
とても嬉しい・・・。
息子はこの三月二十三日に学校を卒業する。
まだ就職先は見つかっていないが、
焦っている様子はどこにも見られない・・・。
「人生はケ・セラ・セラ/なるようになるさ」と、
どうやら息子もそう思っているようなフシがある・・・・。
久しぶりに息子と布団を並べて寝る。
「どうするの?」
「何を?」
「これからのこと」
「どれから手をつけていいか迷ってる」
「何のこと?」
「やりたいことがいっぱいあるんだよ」
「フム、自分が何をしたいか判らないよりははるかにいいわなぁ・・・」
「卒業したら住む場所を探さなきゃ・・・」
「ここに住んだら?」
「ここって?」
「このアパートだよ!」
「ってことは、親父と一緒に住むっていうこと?」
「アパート代を半分出したら住まわせてやるけどさ」
「ゲッ!」
そんなことを喋りながら寝てしまった・・・・。