■ ザイフェン

aquio2006-04-04

ミュンヘン14:46発「ICE 1514」で
ニュールンベルクに向かい、
ニュールンベルク16:43発
「IC 2069」に乗り換えてケムニッツに向かう。
ケムニッツには20:38に到着。
約六時間にわたる列車の旅だった。
ケムニッツの駅舎は見違えるほど綺麗になっていた。
ケムニッツを初めて訪れたのは今から十年ほど前のこと。
その頃の駅舎は、天井に無数の穴が開いていた・・・。
穴から雨水がポタポタと垂れるような駅舎だった。
背後からナチの軍靴の音が響いてくる・・・、
そんな錯覚を起させるような、朽ち果てた駅舎だった。
ケムニッツからタクシーに乗ってザイフェンに向かう。
十年前、
この街では無数の「トラバント」が黒い煙を吐きながら走り回っていた。
今夜はまったくその姿を見かけない。
タクシーの運転手に訊いたところ、
「ドイツの車検は世界で一番厳しい」
トラバントは車検の度に姿を消していく」
「今ではVWが一番多いのではないか」、という話。
午後十時ザイフェンのホテルに到着。
今日からこの「HOTEL ERBGERICHT BUNTES HAUS SEIFFEN」に泊まることになる。
昔、村の中での争い事や裁判沙汰は、
すべてこの建物の中で審議されてきたらしい。
その建物のことを「BUNTES HAUS」と呼んだという。
このホテルはその「BUNDES HAUS」をホテルに改築したものであるらしい。
各室の扉には部屋のナンバーを示す人形が飾られている。
ホテルのレストランで簡単な夕食を済ませ、
荷を解いて作品の制作に取り掛かる・・・。