■ 個展・その2

aquio2006-04-08

今日は午後二時から
博物館において私のワーク・ショップが計画されている。
どのような材料を使い、
どのような工具を使ってからくり人形を作るのか、
それをお見せすることになっているのだが、
開館と同時に「GERO STEGLICH」君がやってくる。
彼はザイフェンの玩具学校の生徒であり、
とても動くおもちゃに興味があるらしい。
彼は片言の英語が喋れる。
私の作品にとても興味を持ってくれた様子・・・。
彼に私の拙著を一冊贈ることを約束する。
博物館の職員で、
今回の個展の飾りつけ等の仕事を手がけてくれた
「WOLFRAM WIEDEMANN」さんに作品のオリジナルの原画をプレゼントする。
また、私の作品のスケール・アップを手がけてくれた
「MANFRED KADEN」さんにも原画をプレゼントする。
彼はザイフェンの野外博物館の職員であり、
コンラッドの部下でもあるが、
彼からは手作りの木こりの人形をプレゼントされる。
素朴でなかなかに味わいのあるおもちゃ。
彼は趣味で人形を作っているらしいが、
その腕前はとっくにプロの域に達しているように思える。
しかし、彼ほどの腕前の職人はザラにいるとのこと。
エルツ地方のおもちゃ職人の層の厚さに驚かされる・・・・。
今夜はヴォルフガングの自宅に招待されている。
午後七時、
ハフナーさんご夫婦とヴォルフガング家を訪れる。
奥の部屋には六人分のテーブルがきちんとセットされていた。
「俺んちの夕食は毎日こんなんだぜ」、とヴォルフガングはほざいておった。
夜が更けるまで、
ザイフェンのおもちゃ作りの今後について話が弾む・・・。