■ トワイライト・コンサート

aquio2006-04-22

今夜、岡山の職場において
「トワイライト・コンサート」を開く。
お茶を召し上がっていただきながら、
約百年前のアンティーク・オルゴールの
音色を楽しんでいただこう・・・という趣向。
前宣伝が効いたのか、
今夜は満席の盛況だという報告を職員から受ける。
時間は午後六時から七時半まで。
約九十分にわたり、
アンティーク・オルゴールを鳴奏させながら、
それらが作られていた時代の背景や、
それらにまつわるエピソードを喋らなければならない。
鳴奏を予定しているアンティーク・オルゴールの数は約十二台。
からくり人形のパフォーマンスもいくつか楽しんでいただく予定。
ちなみに、
オルゴールに音楽を奏でさせることを「鳴奏/めいそう」と呼ぶ。
「演奏」とは決して呼ばない。
今年は「モーツアルト」生誕二百五十年の年にあたる。
岡山の職場には「モーツアルト」没後二百年を記念したからくり人形、
いわゆる「AUTOMATA/オートマタ」がある。
今から十五年前、この小さなからくり人形はスイスで十体だけ生産された。
その十体のうちの一体。
モーツアルト」の子どものころを模して作られた人形は、
とても愛らしい表情をしている。
人形が奏でる曲目は「アレグロ」「アンダンテ」「ロンド」の三曲。
今夜はこの人形のパフォーマンスを最後の演目にしてみよう。
コンサートのだいたいの流れのイメージはつかめた。
時間を計りながら少しリハーサルをしてみよう。
しかし、合間にオルゴールの鳴奏が入るとはいえ、
九十分ほど喋りっぱなしというのは喉が渇く・・・・。
自宅から白ワインを運んでくるつもり。
グラスにワインを注ぎ、
水で喉を湿らせるふりをしながら、ワインを飲むつもり。
職員には内緒だが・・・。
さて、コンサートの開始まであと四時間。
そろそろリハーサルに取り掛かるとしよう・・・。