■ 操り人形

aquio2006-04-24

M大学における今日の講義のテーマは「人形劇」。
昨夜からその講義のための人形を作り始める。
画用紙と新聞紙で作る糸操り人形。
人形が出来上がったのは深夜の二時を過ぎていた。
学生たちにはハサミや糊を持ってくるよう伝えておいた。
05:45/目覚まし時計の音で眼が覚める。
06:30/神戸のアパートを出発。
08:00/高速道路でパトカー(覆面)に捕まる。
三十一キロオーバーの制限スピード違反。
違反金二万五千円の切符を頂戴する。
08:30/M大学に到着。
08:40/授業開始。
朝の挨拶をするが、学生たちのお喋りが止まない・・・。
椅子に座り、お喋りが止むのを心静かに待つ。
08:53/静寂が訪れる。授業開始。
学生たちに制作の手順を説明する。
09:00/制作開始。
学生たちの不器用さはほとんど幼稚園児並み・・・。
10:10/なんとか制作完了。
「この教室には八十人の学生がいる」
「皆で相談して八人ずつ十組のグループに分かれること」
「各グループは約五分でまとまる寸劇のストーリーを考えること」
「その寸劇に登場する人形にキャラクターを与えること」
「そのキャラクターにマッチした顔や衣装を人形に描き込むこと」
「キャラクターが好色である人形は好色であるように作ること」
「キャラクターが吝嗇である人形は吝嗇であるように作ること」
「簡単に言えば、魔法使いは魔法使いであるように作ることである」
「次回は、十組の人形劇団による人形劇を見せてもらう」、と告げる。
学びを楽しんでいる学生はほんの一握りしかいない。
私が講義を楽しませていただくことにした。
次回の講義が楽しみである・・・。