■ LIGHT BLASTERS

aquio2006-06-01

「LIGHT BLASTERS」を入手。
紙で作られた眼鏡だが、
その乳白色のレンズを通して見ると、
光を発するモノの周辺が虹色に輝いて見える。
この「LIGHT BLASTERS」の形体については
id:emimiさんによる
一月十五日付けの日記にその写真が掲載されている。
今から約三十八年ほど前、
私はある光学関係の会社に勤務していた。
その頃は別の名称であったように記憶しているが、
仲間とよくこの眼鏡を作っては遊んだものだった。
1:透明な塩化ビニルのシートに女性用のストッキングを被せる。
2:ストッキングの上から溶けた樹脂を吹き付ける。
3:ストッキングをはずす。
4:樹脂を乾燥させる。
5:出来上がり。
ストッキングの網目を通して樹脂が塩化ビニルのシートに付着するのだ。
小さな水滴に光が反射して七色の虹が形成されるように、
塩化ビニルに無数の小さな樹脂の塊りを付着させる・・・という理屈。
無数の小さな樹脂の塊りは、
一つ一つが小さなプリズムの役目をはたす。
小さな水滴の一つ一つがプリズムの役目をはたして虹ができるように、
固まった樹脂の一つ一つがプリズムの役目をはたすのだ。
「LIGHT BLASTERS」のレンズを通して写真を撮ってみる。
一つ一つの点が規則正しく上下に並んでいる様子が見てとれる。
光学の原理と原則は理解しているが、
「LIHGT BLASTERS」を通して見る景色は、理屈ぬきに美しい。
光のスペクトルを発見したのは「アイザック・ニュートン」だが、
こんなに美しいスペクトルをいったい誰が作ったのか?
神はやはり存在するのだろうか・・・?