■ 八月・・・

aquio2006-08-01

今日から八月・・・・。
月日の経つのは早いものである。
思いかえせば、
大学にも通えず、
私は十八歳の時から働き続けてきた。
貧乏な給料取りであった時代、
給料日の翌日には、
給料袋の中身は見事に空になっていた。
三分の一は馴染みの食堂への支払い。
三分の一は馴染みの本屋への支払い。
そして、残る三分の一は馴染みの画材店への支払い・・。
働いて得た金で本を読み、
絵を描き、そして食べて寝るだけの毎日を送っていた。
金が無い時は、質屋に時計を何度も持ち込んだものだった。
読み終えた本を古書店に持ち込んでは金に換えたものだった。
将来への不安は常に付きまとっていた。
相当に無茶なこともしたし、
荒れた行動をとることもあった・・・。
思えば、
今の私は若い時代に蓄積した遺産を食いつぶしているように思える。
「光陰矢の如し」
「少年老いやすく学成りがたし」
「少年に学ばざれば老後に知らず」・・・なのである。
この歳になると、
これらの言葉の持つ意味が実感として理解される。
若い時代には決して理解できなかった言葉・・・。
今日は八月一日。
なんと月日の過ぎることの早いことか・・・。
さて、明日からは東京を経由して新潟に出かけなければならない。
明日は人形劇団「プーク」の劇場で韓国の「影絵劇」を観る予定。
帰りは八月四日になる。