■ カイロプラクティクス

aquio2006-08-07

私の前に立つなり、
「貴方、左の骨盤が少し前に出すぎていますね」、
とOさんは言った。
Oさんと出会ったのは三年前の夏。
場所は六甲山の「Hall of Halls」であった。
「腰に不調を感じたら来てください」、
とOさんは私に名刺を手渡してくれていた。
名刺には「カイロプラクター」と印刷されていた。
今朝、骨盤の左側に錐でもまれるような痛みを覚える。
歩けないほどの痛み・・・。
三年前のOさんとの会話を思い出し、
ホルダーの中からOさんの名刺を探し出す。
嬉しいことに、
Oさんの住所は神戸の職場のすぐ近くだった。
職場を抜け出し、北六甲台まで車を走らせる。
背中の強張りをほぐすことから施術は始まった。
施術を受けながら、
「椅子に腰掛ける時に足を組んではいけない」
「横たわって本を読んではいけない」・・・等、
様々な注意を受ける。
いちいち思い当たることばかり・・・。
生活習慣が引き起こした腰痛であることが解る。
血の廻りが良くなったからだろうか、
身体が温まり、下着が汗で濡れてくる・・・。
Oさんの握力と指圧の力は男のように強い。
九十分の施術の後、
腰の痛みは嘘のように消えていた。
おまけに「六十肩」の痛みも和らいでいた。
身体がすっかり軽くなったように感じられるから不思議・・・。
「カイロプラクティス」の「カイロ」は「手」を意味するギリシャ語。
「プラクティコス」は「技術」を意味する言葉。
「カイロプラティクス」とは「手の技」という意味であるらしい。
これからもお世話になることにしよう。
近くに主治医がいるということは心強いものである。