■ SIN CITY/シン・シティ

aquio2006-09-22

フランク・ミラー」原作によるアメリカン・コミック、
「SIN CITY/シン・シティ」を観る。
三つの短編から構成されているオムニバス。
映像は実写とモノクロームのアニメで構成されていた。
原作のコミックスの雰囲気が忠実に再現された映画。
第一話のタイトルは「ハード・グッバイ」。
醜い顔の大男「マーヴ」は、
「ゴールディ」と名乗る女と知り合い一夜を共にするが、
目が覚めると、「ゴールディ」は何者かに殺害されていた。
殺人犯に仕立てられてしまう「マーヴ」だが、
「ゴールディ」の双子の姉妹である「ウェンディ」と知り合い、
二人して真犯人を追い詰めていく・・・というストーリー。
「マーヴ」を演じるのは、あの「ミッキー・ローク」。
第二話は「ビッグ・ファット・キル」。
「ゲイル」が仕切る娼婦街に「ジャッキー・ボーイ」一味がやって来る。
トラブルを起した「ジャッキー・ボーイ」は娼婦たちに殺されてしまうが、
実は、「ジャッキー・ボーイ」は刑事であった、というストーリー。
敵役の「ジャッキー・ボーイ」を演じるのは、あの「ベニシオ・デル・トロ」。
女を眼で妊娠させる男と異名をとる役者。
確かに、濃い顔をした男ではある・・・。
大三話は「イエロー・バスタード」。
刑事「ハーティガン」は連続幼女殺人犯から「ナンシー」救う。
しかし、同僚の刑事に背後から撃たれたうえ、
殺人犯の父親によって犯人にされてしまう。
釈放された「ハーティガン」は成人した「ナンシー」と再会するが、
釈放は犯人側の仕組んだ罠であった・・・、というストーリー。
「ハーティガン」を演じたのは「ブルース・ウイリス」。
あの「ルトガー・ハウアー」も極悪人の「ロアーク卿」を演じていた。
バイオレンス・シーンがたっぷり盛り込まれた映画であったため、
封切り当時は物議をかもしたらしい・・・。
ま、虚構の世界の物語であるから、
なにもそうめくじらを立てなくても、と思うが、どうだろう・・・。