■ 木琴とマリンバ

aquio2006-10-26

「通崎睦美」さんのリサイタルに出かける。
リサイタルのタイトルは「木琴とマリンバ」。
バックは「京都フィルハーモニー室内合奏団」。
プログラムの第一部は
バイロン・ブルック」の「GEE WHIZZ」から始まる。
競馬用語で「それ行け!」という意味であるらしいが、
確かに、曲は馬が駆歩するようなリズムであった。
音楽用語では、
四分の二拍子の旋回舞曲を「GALOP」と呼ぶらしいが、
馬が騎手を乗せて疾駆することを「GALLOP」という。
「GALOP」と「GALLOP」、
二つの言葉が持つ「音」をかけた音楽なのだろうか。
用語の意味はよく分からないが、とても美しい曲であった。
リサイタルはたっぷりと二時間に及ぶ。
木琴とマリンバの音色を堪能した一夜であったが、
一番気に入った演奏は、
「リスト」作曲による「ハンガリアン・ラプソディ・第二番」であった。
ピアノ・ソロのための曲を、
よくもまぁこれだけ達者にマリンバで演奏できるものだ、と呆れる・・・。
素晴らしいリサイタルであった。
会場で大阪音大のN教授に出会う。
彼女とお会いするのは七年ぶり。
彼女とはいつも思わぬところでバタリと出会う・・・。
お互い歳をとったことを確認しあい、お別れする。