■ TWIGGY

aquio2006-11-10

最寄の銀行に出かける。
店内を見渡していたところ、
某クレジット会社のパンフレットが目に付く。
あの「TWIGGY」の顔が印刷されたパンフレット。
いや、実に懐かしい・・・。
思わず職場に持ち帰る。
「TWIGGY」は、今から四十年ほど前、
世界を叉に掛けて活躍した英国のスーパー・モデル。
今から四十年ほど前、
その「TWIGGY」が日本にやって来た時のこと。
彼女は銀座の「Rope」で一足のブーツを購入した。
灰色のスエードで作られたブーツ。
とてもシンプルなデザインのブーツだったが、
誰に買われることもなく、
そのブーツは「Rope」の店頭に長い間飾られていた。
その当時、日本人女性の脚は本当に太かった。
履きたくても履ける女性がいなかったのだ・・・。
その細身のブーツを細身の「TWIGGY」が買っていった。
仲間内では有名な逸話である。
その頃、私は「JUN」でアルバイトをしていた。
「Rope」は「JUN」の姉妹ブランドにあたる。
「アイビー・ルック」、いわゆる「トラッド・スタイル」が全盛であった頃の話。
私が「JUN」でアルバイトしていた頃、彼女は十七歳の少女だった。
存命であれば、
彼女は五十七歳のお婆さんになっているはず。
どんなお婆さんになっているのだろうか・・・。
相変わらず細いのだろうか。
いや、実に懐かしい。