■ クリスマス・ピラミッド・その5

aquio2006-11-19

昨夜は楽しい酒だった。
皆とお休みの挨拶を交わした後、
一人ホテルの部屋で祝杯をあげる。
今朝は午前六時に起床。
六時半、ガーレンツの職人たちと朝食をとる。
彼らは十時四十分発の
ルフトハンザ741便でドイツに帰らなければならない。
明後日はドレスデンに向かうらしい。
ピラミッドの組み立ての仕事が入っているという。
クリスマスを迎え、今は彼らにとって一番忙しい季節。
午前七時半、ホテルの玄関で皆を見送る。
「とてもエキサイティングな日々であった」
「子どもたちの喜ぶ顔が印象的であった」
「魚があんなに美味いものとは思わなかった」
「今度は京都に行きたい」
「また一緒に仕事をしようぜ」
「今度はいつエルツに来る?」
一人一人と挨拶を交わし、強い握手を交わす。
部屋に戻り、シャワーを浴びて少し身体を休める。
実にエキサイティングな一週間であった。
今、彼らは横幅九メートル、
高さ四メートルの「シュビップボーゲン」の制作に取り組んでいるという。
見てみたいものである。
いつか、仕事を作って見にいくことにしよう。