■ 岸辺のふたりと火垂るの墓

aquio2006-11-23

アニメ「岸辺のふたり」を観る。
号泣してしまった・・・。
原題は「FATHER and DAUGHTER」。
父の帰りを待ち続ける娘の物語。
駅の改札口で、
いつまでも父の帰りを待ち続けた、
そんな幼い頃の自分を想い出してしまった。
その父も十八年前に鬼籍に入ってしまっている。
今月の十五日が父の命日だった。
その日、私は多忙を極めており、
十五日が父の命日であることを想い出しもしなかった。
親不孝者である・・・。
悪さをして押入れに閉じ込められたこと。
頭を拳骨で殴られたこと。
一緒に東海倶楽部で炒飯を食べたこと・・・。
父とのことをいろいろと想い出している時、
このアニメを観てしまったのだ。
齢を重ねると、どうも涙腺が緩むようである。
アニメといえば、
火垂るの墓」を観た時も泣いた・・・。
兄が妹の遺骸を柳行李に詰め、荼毘に付すシーンでは、
映画館の中で人目もはばからずに号泣してしまったことを想い出す。
しかし、心の琴線に触れる映画はとても少なくなった。
岸辺のふたり」、いいアニメだった。