■ ドイツ旅行・六日目

aquio2006-12-01

洗濯機が普及していなかった頃、
衣類の洗濯は洗濯板を使ってしたものだった。
大きな洗濯石鹸をなすりつけ、
ゴシゴシと力を入れて洗ったものだった。
昨夜はバスタブの中で数枚の下着と靴下を洗った。
今朝になってもまだ乾いていない。
送ったはずの衣類がまだ日本から届かない。
昨日には届いていなければならないのだが・・・。
マリエン・プラッツに出かけ、
衣類を買うことにする。
ホテルからマリエン・プラッツまでは
地下鉄で七駅ほどの距離。
今日も歩いていくことにする。
「KAUHOF」で数組の下着を買い、
ビクトリアン・マーケットの近くを散歩する。
街角で「STADTMUSEUM/シュタットミュージアム」のポスターを見かける。
ミュージアムの四階に人形劇の博物館があることを知り、
チケットを買って入場する。
人形劇に興味のある人間にはたまらないほどのコレクションだが、
部屋に入った途端、
動きを止めていた人形たちの眼が、
いっせいに私に注がれるような錯覚を覚える。
不気味といえば不気味・・・。
いったい何点の人形が収蔵されているのだろうか、
一つ一つを丁寧に観て回る。
興味は尽きない。
人形師の飯室康一さんのために
「PUPPEN THEATER IM MUNCHNER STADTMUSEUM」を一冊購入する。
夜はGさんのお友達でいらっしゃるTさん、Mさんと会食。
話は仕事のことからアメリカン・ジョークにまで及ぶ。
酸いも甘いも噛み分けた年配の女性との会話は楽しい。
アッという間のひとときであった。