■ 頑迷固陋

aquio2006-12-16

阿呆な市会議員がいる。
阿呆な上に頑固なオッサンなのだが、
自分は賢いと思い込んでいるから始末が悪い。
そんな性格の議員であるから、
市の職員はその議員に最初に話を持ちかけていた。
その時の議員の返事は「OK」であった・・・。
市の職員の根回しは功を奏し、
物事は順調に進むと思われたが、
明日はその施設のプレ・オープンであるという時、
阿呆な議員は手の平を返したように、
突然、市長に対して異議を申し立てた・・・。
「市議会の決議なしにプレ・オープンは許さない」、と言うのだ。
市議会が開催されるのはまだまだ先の話。
市議会の決議を待っていたのでは、
プレ・オープンはおろか、
その施設そのものの運営にも支障を来たす。
そのための根回しであり、
その時には「OK」の返事を出していたにも関わらず、
直前になって異議を申し立てたのである。
「議会の承認無しに市の金を動かすことはまかりならん」、という、
その市会議員の主張は正しい。
しかし、議会の承認を待っていたのでは物事が進まない。
そのあたりの事情は議員も理解していたはずである。
聞けば、
「市長や議会のやることを潰すのが俺の仕事だ」、
とその阿呆な議員は支持者たちに吹聴して回っているらしい・・・。
かたくなで正しい判断のできないことを「頑迷」という。
見聞が狭くかたくなであることを「固陋」という。
「頑迷固陋」な市会議員ではある。
人を陥れるばかりか、
人の困惑や挫折を手を叩いて喜ぶ人間が実際にいるのだ。
ま、田舎のオッサンによく見られるタイプではあるが、
今日はその田舎議員に振り回された一日であった。
同じ土俵で相撲を取る相手ではないが、
言いようの無い苛立ちを覚える。