■ Choco Coco

aquio2007-02-16

風呂に入ろうとして、
シャンプーを切らしていることに気付く。
アパートの近くにはCO-OPもあるが、
部屋着のままで買いに出かけるにはためらいがある。
かといって、いちいち着替えるのも面倒くさい。
ドイツ出張の折、
ザイフェンで買ったシャンプーがあったことを思い出す。
ザイフェンはとても小さな村。
村のホテルにはシャンプーが備え付けられていない。
村の雑貨店でシャンプーを求めたが、
売られていたのは、
お徳用一リットル・サイズのシャンプーと、
お子様用シャンプーの二種類だけであった・・・。
旅行者にとって、一リットルの瓶を持ち歩くのは辛い。
仕方なく、お子様用シャンプーの中から選ぶことにした。
「チョコ」「苺」「ラズベリー」「バナナ」・・・。
様々なフレーバーのシャンプーが売られていた。
しかし、六十のジジイが苺フレーバー、というのもなんだか情けない・・・。
「男らしくここはひとつチョコ・フレーバーでビシッと決めてみるか!」
どこが男らしく、
なにが「ビシッ」であるかは分からないが、
一番無難であろうと思われるチョコを買って帰った。
ラベルには「kids shower+shampoo Choco Coco」と印刷されている。
髪を洗うついでに、身体もこれで洗ってみた。
風呂場がチョコレートの香りに包まれる・・・。
今日は朝から岡山に来ている。
髪を洗って十時間は経つが、
まだ、身体中からチョコレートの香りが漂っている・・・。
しかし、さすがはお子様用シャンプー。
髪の洗い上がりはとてもしなやかであったぞ。