■ 荘厳

aquio2007-02-24

忙しい四日間だった。
この四日の間に、
神戸・岡山間を三度も往復した。
車の運転は大好きだが、
同じルートを短期間に三度も往復すると、
さすがに飽きを覚える・・・。
飽きると、運転に疲れを覚える。
今、大型のからくり舞台の製作に取り組んでいる。
納期は今月の二十八日。
もうあまり時間は残されていない。
午前五時、自宅の窓から外を眺めてみると、
アトリエからは煌々とした明りが漏れていた。
どうやらH君とT君は徹夜で作業をしてくれたらしい。
彼らの頑張りには本当に頭が下がる・・・。
昨日はモーターの最終駆動チェックを彼らとともに行った。
スイッチを入れると、
モーターは低い唸り音とともに動いてくれた。
五体の人形も軽やかに動いてくれた。
ここまでくれば、後は細々とした部品を作るだけ。
ホッと気が緩む。
寒の戻りか、今朝はとても寒い。
小雪が散らついている。
風も強く、雲も厚く、黒い。
雲の切れ目から朝日が鋭く差し込んでいる。
雲の動きに従い、
朝日も北から南にサーチライトのように移動していく。
神秘的で荘厳な風景・・・。
このような風景は初めて観たような気がする。
午前七時、岡山の自宅から神戸の職場に向かって出発する。