■ 丹波篠山

aquio2007-03-21

丹波篠山に出かける。
ある会議に出席したのだが、
気がかりな事があり、
会議にはほとんど集中できなかった。
その件につき連絡があるはずなのだが、
いつまで経っても連絡がない・・・。
「篠山における会議は一時から四時頃まで」
「その間、携帯の電源は切っている」、
とは伝えておいたのだが・・・。
思い起こせば、
問題が拗れるような兆候は何度かあった。
しかし、ま、大丈夫であろう、と高を括っていたのだが、
とうとう問題が一気に表面化してしまった・・・。
馴染みの食堂に出かけ、オバチャンに鯖を焼いてもらうが、
まるで味を感じない・・・。
国道沿いの喫茶店で連絡を待つが、
時間の経つのがいやに遅く感じられる。
新聞を手に取っても、文字を眼で追うだけ。
少しも内容が頭に入らない・・・。
事と次第に依っては、東京に向かわなければならない。
店内には「勝手にしやがれ」のポスターが貼られていた。
ポスターの中で、
ジーン・セバーグ」と「ジャン・ポール・ベルモンド」が口づけを交わしている。
「あの頃のセバーグは綺麗だったよなぁ」、と思い出している時、
携帯の呼び出し音がけたたましく鳴る。
呼び出し音のボリュームを目一杯に上げていたことを忘れていた。
待ち望んでいた連絡であった。
「問題は深刻であった」
「しかし、解決の目途はついた」、という連絡。
「よかったぁ・・」、と身体中から力が抜ける・・・。
しかし、「問題の解決には更にもう少し時間がかかる」、と言う。
時間はいくらかかってもいい。
解決さえすれば、それでいい・・・。
しかし、もう二度とこのような思いはしたくないものである。