■ 果実酒

aquio2007-04-29

Kさんは大の果実酒マニア。
神戸を大震災が襲った時、
大きな余震が何度も続くなか、
果実酒を護ることに全精力を傾けた、
というほどのマニアである。
ご自宅の棚には十年、二十年という
ビンテージものの梅酒が保存されているという。
今朝、そのKさんから梅と花梨の果実酒を頂戴する。
梅は五年もの、花梨は四年ものであった。
アパートに持ち帰り、冷暗所に保管する。
深夜、お気に入りのグラスを取り出し、
部屋の明りを消し、行灯と蝋燭に灯を点す。
高橋真梨子」のライブ・ビデオを観ながら、五年ものも梅酒をいただく。
「マリーという娘と 遠い昔に暮し
 悲しい思いをさせた それだけが気がかり
 五番街で噂をきいて もしも嫁にいって
 今がとても幸せなら 寄らずにほしい・・・」
いいねぇ、「五番街のマリーへ」は・・・。
梅酒はとてもまろやかな味だった。
続いて四年ものの花梨酒をいただく。
高橋真梨子」のライブ・ビデオを観ているうち、
若い頃のことをいろいろと思い出す。
なんだか切なくなってしまった。
そういえば、
昔、「酒は涙か溜息か 心の憂さの捨てどころ」っていう歌があったなぁ・・・。
作曲は「古賀政男」だったが、作詞者は誰だったっけ・・・?